ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

アテが外れて セ・ラビ(これが人生さ)

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さて、ドタバタのパソコントラブルを乗り越えて、今年初打ちに選んだのは茨城奥地の某コース...初めてのコースだと思っていたんだけど、コースについてハウスを見たら...なんか見た事がある?
思い出したのは、「昔は違う名前で出ていたな」なんて風情の七会さん。

まあ、コースの印象はあまり覚えていないんだけど、確か悪い印象ではなかったはずのコース。
ヒッコリーのゴルフを楽しむのにはちょうどいい...筈だった。

今現在俺がヒッコリーゴルフを楽しむために選ぶコースは、現代クラブを使っていた頃とは全く違う。

現代クラブでゴルフをガンガンやっていた頃には、
1・基本的にフルバックでアウトから回る。
2・コースレートは最低でも71・0以上。
3・距離は7000ヤード以上でベントのワングリーンであること。
4・そのショットを打つ地点からは、そのショットの落下地点が見えていること。
5・フェアウェイは広くても狭くても良いけど、リカバリーできそうなところが基本的に(「進行のために」とかの理由で)OBになっていないこと。
...なんてコースが好きだったんだけど、ヒッコリークラブで遊ぶようになったら、これが全く変わった。

まるで逆転してしまったと言っても良いくらいだけど...書いておくと

1・基本的にパー4は350y以内・パー3は100〜160yくらい・パー5は片方が450くらいでもう片方が500を超えても良い。
総距離は6000ヤードくらいで良い。
2・ベントのワングリーンで速いのであれば、「狭い」「短い」「トリッキー」は全く気にしない...もちろん落下点が見えなくても気にしない。
3・ティーグランドは、白、もしくはシニアティーで十分。
4・平らなコースよりアップダウンがあって変化に富んだコースの方がより楽しめる。

なんてこと。

この日、俺の思惑は朝一番の挨拶から外れた。
昨年秋のヒッコリーラウンドの経験から、平日のオープンコンペなんてほとんどの参加者はジジーばっかりで、1組の大半は70歳以上だった。
だから大抵シニアティーを使ってラウンドするのだが、この距離がヒッコリーゴルフを楽しむのにちょうど良い...そんなにフルスイングする必要もなく、つまりクラブが破損する恐れが少なく、また色々なヒッコリークラブを使って旅する事が楽しめる。
今回も平日金曜日のオープンコンペだから、当然何人かは70歳以上のジジーがいると思っていた...なのに、一緒になったのはゴルフに萌えてる50歳二人と、同じくらいかと思っていたもう一人でさえ66歳!
当然3人は白ティーだから、俺一人だけで前の方のシニアティーは使いにくい(涙)。

おまけに、おまけにだ。
ここにしょっちゅう来ているという常連さんの50歳が「あれ? 今日は随分白ティーが後ろですね、いつもの青ティーのところだ」って、なんだそれ?
そして、いきなりインのスタートホール10番が400ヤード越え!
フザケンナよ!...で、スプーンで打って、クリークで打って、まだ100y近くが残ってやがる(力入ってスプーンミスしたけど)...残り100ヤードが芝の禿げたベアグランド、そこからクラブ破損が怖くてトップしてグリーンオーバー、やっと5オンの2パットの7発進。
次の11番は350yくらいだったのでなんとかパーをとったけど、次のパー5でセカンドロストボールで崖を登り下りで...疲れ果てた9!
その後もOB2発とロストボール1個で、ハーフ59。
ロストボールはちゃんと当たっている感触が手に残っているのに、曇り空に消えて飛んで行くボールが見えず、やや黄ばんだ糸巻きボールが枯れ芝の中から見つけられない。
午後は、2ホールで11と10を叩いたけど、インよりも短いホールが多かったので他のホールはパー2個、ボギー4個、ダボ1個とまともなゴルフができたと思う...で54。
この11叩いたのは550yくらいのパー5、もう一つは400yのパー4...このハーフで無くしたボールは3個で済んだ。

(シニアティーはこの日の白ティーより30〜50y前方にあり、ここでやれていればもっと楽しいゴルフが出来たなあ、と...)

教訓、これからラウンドするコースは
1・パー4はハーフ5ホール中3ホールは350y以下であること。
2・500y以上のパー5ばっかりなんてコースには行かないこと。
3・今度からは俺一人でも(見栄を張らずに)、シニアティーから遊ぶこと。

ホント、見栄も外聞も無いよ。
ヒッコリークラブじゃ基本的に思い切り引っ叩くなんてスイングしたくないんだ。
この日みたいに、パー3以外ほとんど全部のホールの2打目を(ただ距離を稼ぐために)クリークで強打するしかない、なんてゴルフは「全然!」「全く!」面白く無い。
クラブの所為にはしないけど、「俺も現代クラブだったら絶対に飛ばしじゃ負けないのに」なんて、つい思ってしまう事自体が嫌だ。

俺は飛ばない百年ものヒッコリークラブでも、今時の現代クラブのゴルファーといい勝負するゴルフをしたいんだけど...距離が長いとやっぱり壊れるのを覚悟しての強打しか対抗手段は無いのか?

...そんなゴルフは今更やりたくないなあ。


とりあえずもう1回、もう少し短いコースで試してから考える事にする。
午後のハーフは、大叩きの2ホール以外はいい勝負できたような気がするし。


(今の枯れ芝は、ちょっと黄ばんで来たバラタカバーのロイヤルマクスフライの色と非常に近くて、フェアウェイにあっても見つけるのがえらく難しい。
芝が青くなるまでは白いサーリンカバーのマクスフライDDHを使った方がロストを防げるようだ。)