ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

奥様の数十回目の誕生日...おめでとう & ありがとね

炊事・洗濯・掃除・その他家事全般...本当に何にもしない出来ない、駄目男の俺は、今の奥さんと結婚出来たことに感謝しかない。

偶然が重なりに重なった挙句、「嫌がっているから近づかないで」とまで彼女の友人に罵倒された俺が、結局考えもしなかった若い年齢で彼女と結婚してしまうとは...ね。
何度も出会う偶然と、彼女も知らなかった自分の生まれ育ちの特別な環境と、彼女の実の父親の気持ちと...俺は綺麗だと思っていたが、牛乳瓶の底のような超近視用メガネのせいで「ブス」と呼ばれていて、競争相手が全くいなかった見る目のない周りの男達。
本当に自分じゃ全く考えていなかったのに(その年の年賀状で「俺は30までになんとか食えるようになりたいけど、それでも結婚は無理だろう」なんて書いていた)、その年の11月に結婚だなんて...


それから、なんだかんだと問題もあったけど、二人の娘に恵まれてもう50年近く暮らして来た。
今じゃどう考えても、俺は一人で生きて行けない...生活の殆ど全てが、彼女にオンブに抱っこで彼女任せ。
そんなうちの奥さんの、今日は誕生日。

感謝に反省...「ありがとう」そして「おめでとう」。
特に3年前に彼女が重い病気になってからは、余計にそう思う。

それがやっと回復して来て、最近また以前のような「旅ゴルフ」が出来るようになった。
車中泊で、安い遠方のゴルフ場で、名門なんかではなく個性的で絶対に「2バッグ割増」のない、貧乏ゴルファーの口コミ評判の良いゴルフ場に行くのが今は唯一の楽しみ。
コロナ感染の恐れが少ないゴルフというゲームを、行き帰りの距離の長さを「旅」として楽しみ、ゴルフ場の食事を旅館のご馳走がわりに楽しみ、ホールの風景を四季それぞれの自然として楽しむ。
スコアは、いや、「ボールは」だ...「ただの山歩きはしんどいので嫌だ」という(根性の無い)奥さんを、歩かせるための道具に過ぎない。
奥さんは、ボールを打つおかげで、池に入れたり谷間に落としたりすることを「死ぬ生きるの問題ぐらいに大騒ぎして」楽しむ。

うちから150キロ以上走れば、ガソリン代は掛かっても一日遊んでも安く楽しめる良いコースが結構ある。
問題は自分の体の健康のみ...ボケず、壊れずに、あと何回のラウンドを楽しめるのか。

残り少ないのはわかっているはずの「ゴルフ人生」、そして「あと何回いけるだろう」とつい思う二人の「旅ゴルフ」...できるだけ長く、多く、天気の良い日を選んで、この貧乏旅ゴルフを楽しんで行きたい。

まずは、「ゴルフが出来るだけの健康」と「それを楽しもうとする気持ちの若さ」を持ち続けて。

おめでとうとありがとう。
もう、こんな歳になっちゃったんだねえ。
(ホントに毎年驚くわ)