３月一杯は冬眠予定だったけれど、花粉症をなんとか薬で抑え、コロナ騒ぎも一応の落ち着きが感じられる。
すると．．．世界では「プーチンの始めた自滅戦争で未来がぐらついていると言うこんな時に」、なんて声が聞こえた気がしても、「こちとら自分の人生がいつまで続くかわかんねえんだ。俺が自粛していたって、なんかの拍子に石ころでつまづいて死んでも、俺にとっちゃ世界は終わるんだ」なんて思いが強くなる。
俺はあと何ラウンドゴルフが出来るんだ？
俺が元気で動けるのは、あと何年？
．．．の方が大事だわ、なんて言い訳しながらのホームへ。
翌土・日が雨予報で前日までが低温じゃ、唯一「暖かく晴天」予報のこの日が混むのはしょうがないにしても、の超満員。
キャンピングカー仲間のK氏（昔は飛んだ氏）を誘って、３人でのんびりスコアカード無しのリハビリゴルフ。
天気は良く、気温も高く風も気持ち良い．．．地面は前日夜の雨で濡れていて、けっこう「泥んこ気味」の悪いライだけど。
丸３ヶ月ぶりのラウンドなので、注意するのは怪我をしない事。
無理なスイングで絶対に体を痛めない、急に走ったり止まったり、坂を降りたり登ったりは絶対にしない、で筋肉に過剰な負荷をかけない事。
それと、これは同年代のk氏とで、「お互い、昔を思い出して決してアホなマネをしない事」。
（お互い、「飛ばし屋」だったのは過去の事。今じゃあの頃よりも１００ヤードは飛ばなくなったんだから。）
脱力をテーマにして（俺はついでに右肩が痛く無いように）、ポーン・ポーンと打っていくイメージの３人だったが、意外とうまく打ててはいた。
飛びはしないがそれほどフェアウェイを外す事も無く、白ティーからボギーオンでのゴルフは出来ていた。
スコアは、ここからのアプローチとパットの出来次第。
アプローチは、以前のようにマッシーニブリックの転がし中心ならまあ無難な出来で、あとはパット次第。
去年仕入れて色々やってみたジガーやパッティングクリークなんかの寄せは、どうも上手く行かない。
ハーフショットで打つと、結構１００yくらいは行くが．．．使いどころが難しい。
うちの奥さんは、たまにちゃんと当たるが殆どが力の入りすぎ．．．天気が良くてフェアウェイが広いと、力が入るのを抑えきれないんだと。
毎週ゴルフをやっているK氏は、さすがに手慣れた脱力スイングだが．．．そんな「枯れたゴルフ」のベテランでも、１００年もののヒッコリークラブと糸巻きボールにオーバーされると、結構「力が入って」ミスをするのが微笑ましい（笑）。
最初のハーフは、そんなふうにのんびりやっても７時３７分スタートで９時１５分上がり．．．で、驚いた事に午後のスタートが１０時５２分！！
まあ、満員だというのを入れてもらったので文句は言えないが．．．このコースに来て、最大の待ち時間体験。
（今まではずっと「昼食時間」は４０分だったんだけど。）
で、みんな本当に車に行って（キャンピングカーだからね）．．．寝た（笑）。
おかげで、午後しばらくは足がだるかった。
で、あるショットで、左ふくらはぎにピリって来て．．．以後（今も）筋肉痛。
湿布薬をすぐ貼ったけど、歩くのも痛かった。
で、悲劇が起きたのは２番ホール。
３６６yパー４ホールの１打目が右のクロスバンカー、まずはフェアウェイの調度良い所にと手にしたマッシー。
ボールに綺麗にコンタクトして、いい感触が手に残った途端に．．．いきなりクラブが軽くなった。
ボールが飛んで行く音と同時に、グリーン方向のバンカーの土手に「ドスン！」という低い音。
残ったのはヒッコリーの棒切れを手にした俺と、バンカー内に転がるヒッコリーアイアンのヘッド。
普通平らなヘッドなんだけど、ちょっとトウ寄りに肉厚を持たせているこのクラブは、裏にTIVORI MASHIE 3 と彫ってある。
純鉄の手作業で作った味のあるヘッドは、俺にはクーターショットで１２０Yを打つクラブだったんだけど、ここで百年の命を終えた。
折れ口を見てみると、シャフトの半分近くは乾いて埃が溜まっている状態．．．つまりヘッドをシャフトと繋いでいたのは口径の半分だった訳だ。
見える所にヒビや割れが見つけられなかったのでそのまま使っていたが、実際のところは見えない部分で見かけより腐食が進んでいたって事だ。
1日経って、体のあちこちに筋肉痛と張りを感じている。
だが、花粉症も心臓も問題無い。
今シーズンは、これから行けそうだ。
．．．もう１８番ホールには確実に来ている俺のゴルフ人生。
暑くなるまでは、（わがまま勝手を自覚して）行ける限り行くつもり。
（来週は、大昔に行ったことのある思い川GCのオープンコンペに行く予定。
ここでちゃんとスコアをつけて回ってみようと思っている．．．もちろん晴天の場合のみね。）、
