ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

そうは上手く行かないか(笑)

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初めてスコアをちゃんとつけた、ヒッコリーゴルフ。

使ったのは、まず先日紹介したブラッシーと改造fwのウッド2本。
それにT・STEWARTのドライビングアイアン・松村氏に直してもらったAbe・Nitchellのミッドアイアン・同じくAbe・Nitckellのマッシー・Kroydonの8アイアン・それにAUCHTERONIEのニブリック・パターはJARVIS&WHITEのP2パターの計8本。
このうちドライビングアイアンは、まだ試打した事が無かったのでコースでの試打用に...転がしに向いたクラブだった(笑)。

コースは赤城国際の南・西...初めて廻るコースだったが、今にして思えばヒッコリーで回るのには向いてないコースだった。
赤城山の中腹にあり、ホール自体・ティーグラウンドとグリーンに極端な高低差はないが、フェアウェイはうねっていて傾斜や凹凸が非常に多い...これを甘く見ていた。
トータル6500y程のコースなのだが、ヒッコリークラブで遊ぶのには向いていないのだ。
なぜならパー5は決して長くないのだが、パー4の殆どが400y前後...所謂300yちょっとの様なサービスホールが全く無い。
おまけにパー3も160~180y以上あって、ヒッコリーのハーフショットで遊ぶにはちょっと長過ぎる。

それでも、ヒッコリークラブはそれなりに当たったし、いいボールも多く打てていた。
ただ大誤算は、フェアウェーが平らじゃなかった事...ハーフスイングで打って行くのでティーショットで200y近く打った後は、100yちょっとずつ刻んで行く様なゴルフになる。
その為にセカンドショットからは、カートに乗るよりもそのまま歩いて行って打った方が時間の節約になるし、皆を待たせないですむ。
...それが結局山道の上り下りのハードな(自分にとって)トレッキングのようになり...3ホール歩いただけでかなり足に来た。
ヒッコリーを使ったこの日のゴルフは、結局セカンドからグリーン迄歩くゴルフになった訳で、ハーフを終わった頃にはふくらはぎがパンパンに張り、膝がかなり痛んでいた。
後半は普通のクラブで、とも思ったが、せっかく楽しみにして来た今日のヒッコリークラブゴルフ、ちゃんとやり通さなければ...疲れながらもなんとか1ラウンド終わった時には、ふくらはぎ、特に右足のふくらはぎと太股の筋肉がピクピクいってちょっと力を入れるとすぐつる様な状態になっていた。
これは左足首を強く医療用サポーターで締め上げていて、左足は足首を使えない為に右足の方にかなり余分に力を入れて歩くしか無かったためで、ラウンドをこなして行く程にスイングに影響を与える傷みとなって行った。
その為にハーフの上がり3ホールで前半5オーパーで50、後半8オーバーで52と100を切る事が出来なかった。
ウッドはティーショットは8割がた成功。
フェアウェイからのウッドショットは、スライス狙いが2度ともそのまま左に飛んで行っての大トラブルの原因になった。
ドライビングアイアンはセカンドでライナーで転がして距離を稼ぐのには役に立ったけど...
ミッドアイアンとマッシーはほぼ完璧。
問題はニブリック...バンカーでは凄く薄めに切るか、厚めに強く切るかしないと出ない(バウンスが全くない為に打ち込んだだけでは絶対に出ない)が、安全に少し厚めに何回か使っていたらヘッドが緩んで来たため、後半は極薄めに切って使って失敗ホームランやトップが多くなった。
これは修理しないと危険な状態だろう。

パーが全く取れなかったが、これは強い目のある芝とパターに慣れてない為で、十分ボギーペースで回れると言う感触はあった。
が、結局半分以上を歩きで回り、それが全て傾斜の上り下りだったのは予想していなかった。
ラウンドが終わると膝はガクガク、太ももはピクピク、足指の先がつり、座った途端に右太ももがつった...風呂場でいろいろとマッサージしたが回復はしそうになかった。
その後、恒例の宴会と大ゴルフ談義で大騒ぎしたが、駐車場で車中泊の身は9時前にクラブハウスを出て車に(他の人はロッジ泊まり)。
普段午前2時くらいに寝ているのに、こんな風に9時前になんか寝ると「ああ、よく寝たな」なんて目が覚めると午前2時(笑)。
「ええ、まだこんな時間かよ」なんて思って伸びをした途端に、左右のふくらはぎと右太ももがつった。
ホントに死ぬかと思った長い時間だった...あっちを伸ばしたりこっちを伸ばしたり、呻きながら必死に「アイタタタ~~~」と一人暗い駐車場の車の中で悲鳴を上げて七転八倒...マッサージしながら裏になったり表になったりして、やっとつるのが収まった時には本当に汗だくになっていた。
暫くはちょっと力が入るとまたつりそうなので、そうっと足を伸ばして座って汗を拭いて着替え。
そのまま横になっていたが、5時過ぎて空が白み始めてから、外に出て夜明けのコースを足の調子を見ながら散歩した。

が、どうにもふくらはぎや太ももに痛みも残りつりそうな感触もあるので、二日目のゴルフは普通のクラブでラウンドする事にした。
これは、ただカートに乗る時間を多くするため...また上り下りを歩くとつる事と心臓迄負担がかかり不整脈が出そうな感触もあったのが理由。

...結果は確かにカートに乗る分は楽になったが、二日目は異常な暑さになった為にまさに「夏ゴルフ」のラウンドでそれにも参った。

構えるとふくらはぎがやはりつりそうだし、膝が緩んでしまう。
ティーショットはそれほど問題は無かったが、フェアウェイの良い所から4ホール連続で真右に大シャンク!
その為にまたボール探しやらで足を疲れさせるゴルフとなり、集中力喪失。
(特に暑さにも負けた後半はボール探しの途中で不整脈も感じたので、カップインを急いでお先にをして休んでいた。)
と言う訳で、普通のクラブで最近記憶に無いトータル110以上を叩いて、二日目は全くゴルフになりませんでした。



...やっぱり二日間ヒッコリーゴルフをしたかった。
次のゴルフはもう少し距離の無い平らなコースで、ヒッコリーゴルフを楽しみたい。
そうそう、ボールも集めた古い糸巻きスモールボールを使ったが、マックスフライDDHやADレクスターくらいのものは良かったけど、あのセロハン包みの過去の高額ボールダンロップ65や、かなり黄ばんでいたエリート等のボールは手応えも飛びや転がりも安定せず、ちょっと実用で楽しむには無理だった。

それとラフやバンカーでのように「打つのに力が必要な」ライの場合に、ヒッコリークラブの強度が心配でしっかり打てず、処置に困る場合が意外に多かった。

今回上手く出来なかった事は、次回のヒッコリーゴルフで試してみる。
あんなに沢山フェアウェイにアップダウンのないコースなら、ボギーペースを切れる様な自信はついて来た。