ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2021年大晦日雑感

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「速いなあ・・・」なんて感想は、毎年毎年どんどん加速して感じているもんなんだけど。

今年は、奥さんの検査結果に「ホッと」してから始まった一年だった。
そこにコロナにインフルエンザに花粉症にで、ともかく「奥さんに何も病気をうつさするないように厳重注意の冬」で1月はスタートした。

人混みに行かず、なるべく人に会わず、毎日近所を歩いて散歩するような日々の1月・2月・3月だった(ゴルフは冬眠)。
4月はまだ花粉症があってゴルフは本格的に開始せず、奥さんの病院での定期的な検査結果で行動を決める日々で、その良い結果を積み重ねて行って奥さんの気持ちが徐々に明るくなって行くように見えた。

ただ、世界はコロナで大騒ぎ...もし感染すれば年齢ならびに病気のためにリスクは大きい。
なので、東京に出ることも、旅に行くことも、飲みに出る事もしないで、春秋のシーズンに他人に会わずに済むツーサムゴルフで、運動不足解消と気分転換をするようにした。
結果一年で俺は22ラウンド、奥さんは9ラウンドのプレーをしたが、これは3・4・5月と9・10・11・12月のトータル(最近ではかなり多い)。
そのほかの月は、近所の散歩で体力気力を維持して、暑さ寒さになんとか耐えた。


俺のやっているヒッコリークラブと糸巻きボールでのゴルフは、誰とも競ったり比べたりしなくても面白い代物で、自分だけのルールで楽しんでいる...その面白さにはハマる一方で全然飽きは来ない。
誰も誘ったり勧めたりは出来ないが、奥さんとのツーサムでない時には一人でハーフコンペに出ることで、(スコアをつける)結構真剣なゴルフも楽しむことが出来た。
そのオープンコンペは、今年はたった1回「ブービー賞」に当たった以外は、全くペリアも新ペリアも「当たり無し」。(そのブービー賞も賞品がラーメンだったので、参加賞のハンバーグと交換してもらったので、実質1年間でもらった賞品は全て「参加賞のみ」という徹底した「ハズレ」の一年だった。)
ただし、ヒッコリーゴルフの内容は確実に良くなっていると、自分では感じている。


世間は、まだまだ「コロナ」が収まりそうにない。
こんな病気で我々が築いて来た「人との付き合い方」が変わってしまうのが残念でならないが...もう、以前のように肩を組んで口角泡を飛ばして議論し歌う「仲間飲み」みたいな文化は、無くなってしまうかも。
そのコロナ対策で前首相がやった「布マスク」の配布を、最近マスコミが盛大に叩いているが、俺の意見はちょっと違う。
あの時、世間はマスク不足を騒ぎ、ドラグストアでは早朝から暇を持て余したジジーどもが並んで自分の集めたマスクの箱数を自慢し合い、転売屋がマスクをネットで高価で転売し、子供のために必要だという若く貧しい母親が一箱5千円だの1万円だのを払ってやっと手に入れていた。
ここに、時の首相が「全家庭に2枚ずつの洗濯再利用可能な布マスクを」と言って、配布した政策が無駄だったとか金がかかって酷いとか今批判されている。
しかし、「マスクが高い金を払わないと手に入らない」というパニックの情勢の中、「何回でも洗って使える、というマスクが無料で全家庭に配られる」、「無理に探して買わなくても、これで大丈夫」、という雰囲気を日本全国に一気に広めたこの布マスク政策は、見事に悪質転売屋を吹っ飛ばした、と俺は思うのだ。
効き目はともかく「こういうマスクでいいんだ」とか「布マスクは自分で作れる」と言う情報は、狂気のようなマスクの奪い合い騒ぎを確実に沈静化させた、と俺は思っている。
今、その配り残りの布マスクの保管や廃棄に莫大な金がかかる失敗政策と言われているが、あの時にそんな事でもしなければどれだけあの狂気の騒ぎが続いたか...


まあ、我が家にも送られて来た布マスクは、小さくてショボくて、結局一度も使用されないまま置いてあるんだけれど(笑)。
あの政策は、あの時のマスクを巡る狂気の騒ぎの中に、沈静化の水をバケツでぶちまけた効果はあった、と俺は思っている。


まだ、新しいコロナ騒ぎは続いている。
ワクチンもそうだけど、なんとか効果的な治療薬が出来ないと気持ちは落ち着かない。
来年は、飲みにもカラオケにも、遠い友人や知り合いに会いにも、気楽に出掛けて行ける世界に戻ってほしい、と切に思う。

 

 


追記。
書き忘れていましたが、今年99歳で義母が亡くなりました。
よって、新年の挨拶は省略させていただきます。