ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

遊び方を色々と・・・

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「ヒッコリークラブで糸巻きボールを打つ」ってのは面白い。

そうやってコースを散歩するのは楽しい。

ただスコアをつけずに歩くのだったら、何の迷いもなく俺はヒッコリークラブを手にして、カビが生えて腐ったような色の糸巻きボールでスタートする。

 

だが、コンペやらなにやらでスコアをつけなくてはならない時には、ちょっとヒッコリークラブを使うことを躊躇する事がある。

それは仲間とのニギリをしている場合...これは大した金額ではなく、ほんのちょっとのチョコレートを買えるくらいなのだが、金額よりもプライドがかかっている事が多く、そうそう負けてばかりではいられない。

オープンコンペや競技もそう...一度ホームの月例でヒッコリーを使って60を叩いてAクラスの最下位になった事があった...これは俺は気にしていなかったが周りから「それでAクラス?」という声が上がって、やはり競技でこのスコアはないな、と反省した。

たまにはスコアを真面目に作りに行かないと、そうしたゴルフは二度とできなくなるかもしれない、というちょっとした危機感がある。

最低、90を切るゴルフが出来ないとなあ...

 

で、4回に一回くらいは現代物(といっても俺のはいずれも10年から20年は前のクラブだけれど)のクラブを使って現代のボールでスコアを作りに行こうか、と考えている。

(以前から天気や季節の合わない時にだけ現代クラブを使っていたが)、今後その現代ものを使う場合の基準は、そのラウンドの目的とそのコースの距離で判断して。

 

...ヒッコリークラブの中に、一本だけ現代物のアイアンを入れておくと、そのクラブの頑丈さと易しさと操作性の良さに驚く。

いろんな意味で加減してクラブに合わせてそっと振っているヒッコリークラブに対して、実に扱いやすい。

ならば全て現代もののクラブなら、ゴルフがずっと優しくなって楽になるはず...と思ってもそうはいかないのが面白い。

何しろ(俺の場合は、だけど)現代クラブを握ると、「もっと飛ばす」「もっと強い球を」「もっと狙ったところに」という欲望で頭がいっぱいになっちまう。

 

...本当に、ヒッコリークラブでゴルフをやっている時のつもりで現代クラブでゴルフが出来れば、かなりのスコアが普通に出るはず...それが分かっていてもそう簡単にいかないから、俺はゴルフを続けている訳だ。

今後、もし俺が現代クラブでそういうゴルフをする事があるとすれば、それは俺が俗物の俗物たる欲望の数々をついに諦めてしまった、という時の筈だ。

そんな俺は、もう「つまらないゴルフをするジジー」に成り果てている筈。

 

それじゃ、つまらん。