ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ヒッコリーゴルフは、気持ちの持ち様...?

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昨日、天気は曇りで丁度良かった。
今年最初のラウンドでの失敗を教訓として、ニブリックとマッシーニブリックを違うものにして、他にウッドも入れての14本ギリギリまでヒッコリークラブを持っていった。
何度かコースで打って見た上で、ヒッコリーゴルフの武器は10本程度に(出来れば10本以下に)抑えて、秋にはヒッコリーゴルフをよりシンプルに楽しみたいと思っている。

一週間前のラウンドがいい練習となって、今週はより楽しいラウンドが出来ると思われるコースを選んでのオープンコンペ。
距離がそれほどなく、それなりに難しくてグリーンが良い...てな評判のコースでプレーフィーも全部込みで1万円以下、そのレベルが俺という変態ゴルファーに似合っているコースだと勝手に判断している。
今回は、はじめて来たイーグルレイク...ネットの評判を見る限り、悪くない。

一緒に回る方々はお一方が同年齢、それに2歳上と2歳下のほぼ同年代のパーティ。
2歳上の方がシニアティーを使うというので、俺も回りやすい形でのシニアティーでのプレーとなった。

が、スタート1番ホールのティーショットは、3wの先っぽに当たってほぼ真右に飛んでいくようなとんでもショットのOB。
情けなくも前進4打でのスタートとなった...この前といい今回といい、ほとんど経験のないような「ヘッドの先っぽにやっと当たる」ミスショットが出るのに驚く。
この極端に変な当たりの3wティーショットはその後も1回、クリークでのセカンドショットでも1回出た。

...そんなトリスタートの後、ボギー・ダボときて、OBが続けて絡んで7・11と大叩きが続いてスコア的には撃沈...58というスコアになった。

ところが昼食を挟んでのインの10番、3wティーショットがいい当たりになって、セカンドが135ヤードの上り...ここで迷った末にマッシーニブリックで、強目のクォーターショット(つまり、「普通のスイング」という事)で打つと、これが芯に当たってピン50センチにピタリ、これを入れてバーディー。
11番、やはり3wのティーショットがいいフェードとなんて、セカンドがフェアウェイから上りの130ヤード。
これを同じくマッシーニブリックで、10番と同じようにショット。
これがワンピン上についての、連続バーディー。
ティーショットがちゃんと当たり、セカンドをフェアウェイからなら、こういうショットもヒッコリークラブと糸巻きボールで普通に出来るという感覚がある。
ただ、次のパー3でやや強いアゲンストの120ヤード。
調子に乗って同じマッシーニブリックで強めに抑えていこうと打ったら、しっかりつかまったがかなりフックしてグリーンをオーバーしてOBとなった。
やはり振りすぎると、予想以上に曲がる...「百年もののヒッコリークラブではこうなりやすい」と言う注意事項だと思う。
その後色々考えていた事を試してみたが、収穫が多かった。
...当たり前のことだが、俺が大叩きするホールでの失敗の一番大きな原因は、ティーショットでの大きなミス。
今回は距離を出そうとしたり、コースなりに打とうとして「インテンショナルフック・あるいは軽いドローボール」を意識した時に、「ヘッドの先っぽに当たる」ミスが出た。
スライスのイメージを持った時にはこうしたミスは出なかった。
考えるに、原因はフックを打とうとしてシャフトが寝過ぎてしまったり、インサイドから振ろうとした時にヒッコリーシャフト独特の「シナリ」とのタイミングが合わないことだと思う。
もちろん年をとって固くなった体の動きも関係があるだろう。

アイアンではフックを打つ時にこうした先っぽ当たりの経験は無いが、気になる記憶がある。
以前のラウンドで、アイアンで無理にインテンショナルフックを打とうとして、ちゃんと当たったのに2本シャフトを折った事がある。
インパクト付近で「トウをまわす」意識があった時に、ボールに当たった瞬間、シャフトにグッと捩れを感じて「ペキッ!」と剥がれるようにヒビが入って...折れた。
折ったと言っても「ポッキリ」と横に折れた訳では無く、木の目に沿って縦に裂けた状態になったもので、ヒッコリーシャフトというものは「ねじれ」には弱いんだということを強く感じた。

ティーショットでのあのトンデモ当たりには、そうしたヒッコリーシャフト独特の「しなり」の動きが関係しているような気がする...今後は、ティーショットでフックを打とうという考えは捨てたほうがいいかもしれない。

やはり、ヒッコリークラブで本コースを遊ぶのは面白い。
無駄に長いコースでは無く、今回くらいの距離のコースなら、これからももっと楽しめそうだ。

とりあえず、今年春のゴルフはこれでしばらくお休み。
連続バーディーの良い記憶だけを残して、他の悪いことは全部忘れてしまおう。


次のラウンドは、奥さんに良い結果があってから...また考える。