ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

いい一年にしたいよね

f:id:ootataki02:20210102085355j:plain

あけましておめでとう。

去年はひたすら耐えて・我慢して・自粛した一年だった。
もう、あんなネズミ年なんて糞食らえ、だ。

今日から丑年、もう6回り目の俺の干支。
膝は痛えし不整脈は出るし腹は出るし、記憶力も気力も根気も無くなる一方だけど、生きてるうちはまだジタバタしながら負けられない。

世間は悪疫と不景気の雲に覆われて、先の景色なんか見えやしない。
モノを作らない金持ちが目の付け所次第で要領良く大金を稼ぎ、地味にモノを作る人々がどんどん貧乏になって行くこんな世の中が、正しいわけ無いと思い続けて数十年...なんとかしたいがなんともできない俗物の悲しみが身に沁みる。
今年こそ、そんな世界を変えてみたいと毎年思っているんだけれど。

実際自分で出来るのは、まずは自分を含めて身内の病気の治癒と疫病予防。
ワクチンがちゃんと接種されて、効くのを確かめるまでは気を緩めない。
以前と同じように遊ぶのは、もうしばらくの我慢と忍耐。
一人夜中の晩酌で心の憂さは軽くして...

旅も遠くへはまだ無理だろう。
オンボロキャンピングカーよ、お前も我慢と忍耐でおとなしく自粛していろよ。
夏が過ぎる頃には、ちょっと遠い旅に行けるかも知れないからな。

球打ちながら、フェアウェイを歩いて風を感じ、十九番ホールで歌でも歌いながら語り合う日々はまだまだ遠い。
遠い初めての土地で温泉に入り、翌日の球打ちラウンドを夢見て旨い酒を飲むなんて時間は、今じゃ究極の贅沢な夢だ。


...疫病の雲が覆いかぶさって来ていても、それでも毎朝日は昇る。
同じ時代を生きて来た同輩たちよ、俺たちはもう「ご褒美の時間」を生きているみたいなもの。
あちこち痛いのも調子が悪いのも、不器用に生きて来た俺たち庶民の名誉の負傷だ。
この「おまけの時間」、お互いに行き倒れるまで精一杯楽しみましょうや。


今年もよろしく。

どうか、皆様にも良い一年になりますように。