ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

オープンコンペ第2戦・大多喜城GC...アプローチ失敗の山

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面白いもんだ。
ラウンドするコースの特徴・スタイルによるライの変化等が関係するのだが、ゴルフってやつは次々と俺にテーマと宿題を出してくる。

10月に本気でヒッコリーゴルフを再開してから、先月の「大人の遠足」仲間とのラウンドで、2打目のフェアウェイウッドでボールの頭叩きが連発し、ティーショットでもウッドはうまく当たらなかった。
全体にウッドがうまく当たらないという問題は、家に帰ってから「ヘッドが(自分的には)全然効いていない」という結論になって、1wと3wに鉛を1枚、5wには2枚貼って調整した。

武者修行1戦目の新君津ベルグリーンでは、ウッドに問題は無くなった。
が、この時には50センチについたパットが全然入らず、ショットは良かったのにグリーン上でスコアはボロボロになった。
これは後で考えると、ヒッコリークラブでのショットの調子の良さで満足して、グリーン上での集中力を欠いていたのが主な原因だと思われた。
それにプラスして、120y〜140yを打てるクラブがなかったこと...そのラウンドで持っていったマッシーは全く飛ばないクラブで、持っていたマッシー・二ブリックと同じ飛距離だった。

今回の第2戦の大多喜城GCは、その反省を踏まえてマッシーを替え、グリーン上では50センチほどの短い距離を特に集中して「入れる」ことを考えていた。
かなりの自信を持って臨んだこのラウンド、ティーショットの1wや3wは1〜2回のミス以外はほぼ思い通り、フェアウェイからの5wのショットも問題はなかった。
おかげでバーディーもきたしパーもきた。
が、今度はアプローチがミスだらけとなり、2打目3打目でショットをつないでグリーン周りまで来ていながら、10〜20yのアプローチをミスして3オン3パット、あるいは4オン3パット(アプローチが乗らなかった)がボロボロ来る始末。

前回の新君津では、コースがリンクススタイルなのでアプローチで「転がし」が効果的で、それが結構うまく行った。
が、今回の大多喜城はグリーン周りにバンカーが多く、セカンドやサードショットがグリーンに乗らない場合には、「上げて寄せなくてはいけない」バンカー越えのケースが殆どだった。
自分の「上げて寄せる」方法としては、現代クラブならボールにスピンをかけることも含めて複数知っているけど、ヒッコリークラブではバンスの無い100年ものの二ブリックか現代もののバンスつき二ブリックでのアプローチで考えなくちゃいけない。
しかもボールは一番新しいものでも30年以上前に作られた「腐った糸巻きボール」(笑)...スピンがかかるかどうかなんて、打ってみるまでわからない。(中の糸ゴムが劣化して溶けてゴム団子になっていた場合は、どんなに上手く打っても面白いほど弾んでコロコロとグリーン向こう側に消えて行く(笑)。)

今回はまず100年もので普通にあげようとして、チョロを数回...こうした近距離をヒッコリークラブで「そっと」打つのは俺は苦手だ...何しろ数ミリ(1〜2ミリ)ズレても、ヘッドは見事に芝に噛み付いて動かなくなる(泣)。
50ヤード以上なら芝ごと打って寄せる自信はあるんだけど...

では、となんだか自分の中では「ズルしている」ようなバンスのついた現代ヒッコリーで打つと...今度はトップしてグリーンオーバー(100年もののヒッコリーの感覚が残っているので、ソールをインパクトで地面につける事に恐怖心があったから)。
それではと無理やりソールを滑らしてコックを解かないで打とうとしても、どうも強く入って距離が合わないし、スピンがかからずピンを大きくオーバーする。
じゃあ、と大きく振れるロブショットで試したが、ここはワンピン以内に寄ったのは3回やって1回だけだった。

上げて寄せるのに一番確実なのは現代もののニブリックでの寄せなんだろうけど、感覚的には100年もので「カツン」の方が俺は好き...どっちが良いんだか、これは今後ラウンドして確認するしかないだろうなあ。


というわけで、バーディーを取りながらも、スコアは又も49!(泣)。
もちろんハンデがただの「ペリア」では、箸にも棒にも掛からずに49位で飛び賞だって1番外し(笑)(の参加賞のみ)。

いや毎ラウンド新しいテーマの問題が起こって、その度に対策を考えるわけだけど...そもそもヒッコリークラブでのゴルフは、破損を恐れて練習場でボールも打てない訳だから、ラウンド中に実際に打って納得しなくちゃいけない。
18ホールのコンペに比べて9ホールコンペという形式は苦手だったけど、前半の9ホールで真面目にスコアを作りに行ったおかげで自分の欠点が白日の下に晒される...そして、その欠点に対する対策を残りの9ホールで実際に試して結果を確認できる...これはヒッコリーゴルフなんてのを楽しもうという俺には一番合った遊び方なんじゃないか?
始めは18ホールを真面目にスコアを作りに行くつもりだったけど、こうしたコンペラウンドの流れだとスコア作りよりも欠点の修正や実験の試行錯誤の方を色々やれる。

・・・これが本当に楽しい。

ここ10年くらいまともに練習場も行かない状態が続いていたが、ヒッコリークラブに糸巻きボールをコースで色々試しながら打つのは実に楽しい。

「ボールを打つ楽しさ」を改めて気づかせてくれたヒッコリークラブでのゴルフ、あと2ラウンド後の誕生日のゴルフは18ホールでスコアを作りたい(今までは、それで満足したらゴルフを卒業してもいいと思っていた)が、ヒッコリーゴルフはまだまだ奥が深そうだ。


次のラウンドには、アプローチをものにするつもり。