ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

「なんだかなあ...」のマスターズ

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中止かと思っていたら、秋に延期。
「花のマスターズ」が「紅葉のマスターズ」になって、「ほかのシーズンのオーガスタってどうなんだろう?」という好奇心はあった。

が、季節違いで景色は変わっても、あのパンパンの堅いグリーンは変わらないだろうと思っていた。
だって、それがいつも見ていた「オーガスタ」だし、「マスターズ」だもの。


でも、秋のオーガスタ...アメリカ南部の気候は全く春とは違っていたようだ。
グリーンはウェットでよく止まる。
ピンそばに行ったボールは、ほとんど2バウンドで止まる。
スピンもよくかかる。
それに加えて、フェアウェイがほとんどランしない...結果セカンドショットの距離がいつもより残り飛ばし屋に有利、と思われた今年のマスターズ。

同じクラスの飛ばし屋二人...ベテランのD・ジョンソンが勝ち、今売り出し中のB・デシャンボーは負けた。
ジョンソンにとっては遅すぎる二つ目のメジャーだが、これでずっと生涯出られる権利を貰えたこのマスターズの勲章は特別なものだろう。


正直、俺にとっては期待外れだった。
雷雨でスケジュールが狂ったとは言え、毎日ラウンドが終わらなかった多くの選手が翌日回しとなって予選カットは二日目で決まらず、決勝ラウンドでもアーメンコーナースタートの裏街道組が沢山居るのが当たり前になる。
観客がいないこともあって、なんだかどこかのローカルトーナメントのような侘しささえ漂ってくる。
日が短いせいもあるんだろうけど、まさかマスターズで最終日に18番ホールを終わってから1番ホールに回る、なんてゴルフを見るなんてね...

 


結局、残ったのは「マスターズは、春の花の季節に限る!」なんて感想かなあ。