ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

入院...だけど...

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やっと、今日うちの奥さんは入院した。
9月から近所の医者に不調を訴えていたのに、その医院の出向医者が「何もしなかった」ために治療の開始がこんなに遅れてしまった。
その医院の主がやっと気がついて一気に動き出したのは1月...その後色々な人の力も借りて、バタバタと動き回ってここまで来た。

時間をかなり無駄にしてしまったが、治療がやっとこれから始まる。

明日から化学療法の点滴などが始まるのだが、今日入院して驚いたのが「基本面会禁止」という病院の事態。
あの「コロナウィルスの新型肺炎COVID-19」の感染の危険を出来るだけ少なくするために、基本的に全員「面会謝絶」というのだ。
どうしても必要な時には申請した上で見舞いに行けるのだが、先日の「生検」入院の時の様に毎日病室に顔を出す訳にはいかないとの事。
確かに、それでなくとも化学療法で免疫機能が弱くなるわけだから、そういう患者ばかりの病棟に新型コロナウィルスが侵入したら、被害は普通の人とは比べ物にならないほど重大なものになるだろう。
だから、この処置は納得できる。
...が、俺は毎日見舞いに行くつもりで一ヶ月間の定期を買ってしまった...


結局、毎日見舞いに行くことは許可してもらえないので、1日だけ使った定期券を払い戻して、回数券に買い替えた。
俺が今後この一ヶ月で出来るのは、1週間に1〜2回何か口実を作って面会申請をして、顔を見に行くことくらいだろうか...(もちろん、その間は自分でも人混みや空気の悪そうなところは避けて、手洗い消毒も徹底し、しっかり大人しくしているつもり)

あの新型肺炎のせいですっかり入院前に話し合っていた予定は狂ったが、免疫機能の落ちた体でああいう病気に感染でもしたら大変な事なので、誰も面会に来ない日々の寂しさは彼女に我慢してもらうしかない。

先ほどメールで「こうなれば上げ膳据え膳の旅行にでも来て、何もしないでのんびりしているくらいの気持ちでいたら?」とは送ったが...まあ...ねえ。



これから4週間。
退院の頃には、桜は満開を過ぎているだろうな。