ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

「濃厚接触者」なる立場で一週間

世間では、あの武漢肺炎の成れの果ての「オミクロンBa5」なる変異株が猛威を振るっていて、陽性者が物凄い数で増えているというニュースが繰り返し流れている。
芸能人もプロ野球の選手も、場所中の相撲取りまでが、集団で陽性者が出て隔離されたという騒ぎになっている。

我々も用心はしているけれど、いつか感染させられるかもしれないな、という危機感は持ち続けていた。
立場としても、俺も奥さんも高齢者で厄介な病気にかかって入院したりもしているので、罹ったら重篤な結果になる可能性があると自覚している。

感染者が増えてはいても、「多分大丈夫だろう」なんて根拠なき安心感に流されていた最中...突然身近の人間が「陽性」判定。
こりゃどう見たって「俺たちは濃厚接触者だな」と覚悟せざるを得ない。
ただ、俺たち夫婦には熱も咳も他の自覚症状も「全く無い」。
何か保健所から連絡が来るかと思っていたが...なにも無し。
なんにも症状が無くても医者に行って検査を受けた方が良いのか?...とも考えたが、どこの発熱外来も検査希望の人で溢れかえっていて、ある医院では「一週間後の予約なら」と言うけれど、一週間経ったら待機期間は終わるだろうし罹っていたらもう検査なんて必要ないのでは?

相談センターに電話は繋がらないし、検査ができる病院はどこも一杯だしでどうにもならない。
ならば、とあてにならない抗原抗体検査キットとやらをドラグストアで探すも、どこも売り切れ。
(これはとある薬局でやっと二つ手に入れたが、二つで3300円...安くはないし、薬剤師にも「結果は確定ではなく参考程度にしかなりません」と念を押された。)

そんなわけで、もし何か症状が現れたら参考程度に使ってみる事として、俺は山籠りの準備に奔走することに。
(友人のネッシーさんのところは東京都なので、10日間の部屋篭り用に水やレトルト食品などが届いたというが、ここ埼玉では...何にも無し!)

ドラグストアを車で回って、水1ケースと麦茶2ケースに冷凍食品をドッサリ...のつもりだったが、「そんなにあっても冷凍庫に入りきらない」という奥さんの意見に従い、「冷凍庫に入るだけ」の冷凍食料とカップ麺やレトルト食品を多量に準備。

その後で、ひたすら毎日エアコンをつけながら、パソコンの仕事と読書とテレビで、大人しく一週間を過ごした(退屈だった)。
熱は出なかった...体温計で毎日測っても変化なし。
喉の痛みも無かった。
その他の体調、腹具合もいつもと変わらない、で今日で一週間...どうやら「今回」はうまくやり過ごせたようだ。
陽性になった本人も順調に回復して、あと2日大丈夫ならOKだとか。

しかし、つい「これで助かった」なんて気持ちになって安心するのは大間違いなんだよな。
相変わらず世間にはオミクロン株の肺炎が蔓延し、他のウィルスだって油断ならない。
たとえ今はうまく逃げたとしても、明日罹ってしまうかもしれない、という恐怖が常にある。

この急激な感染者数の増加のために、今月末に予定していた「久しぶりの宴会」は延期になり、先の予定も今は全く決められない状態だ。

 


ああ、これからの夏の猛暑で「オミクロン株が死滅した!」なんて事態にならないかなあ...