ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2020年1月1日に

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とりあえず、新年 明けまして おめでとうございます。

1月1日ってのはいいね。
昨日までをすっかりリセットしてしまって、まっさらな「何でもできる」新しい道を歩き出す気分になる。

年寄りになるとすっかり悟ったように「現実はそんなもんじゃねえ」なんて、上から目線で言いたくなるもんだが...実際には年寄りなんて若い人より食って出した回数がちょっと多いだけで、中身まで立派になった人間なんてのはほとんどいない。
(むしろ苦労した分だけひねくれちまった老人の方がずっと多い。)
「現実」と言ったって、俺たちの知っている現実は「俺たちの経験した現実」であって、若い人たちがこれから経験していくのは「俺たちの経験したことのない現実」なんだから、俺たちジジーの体験した現実のほとんどは参考にはならないだろう。
(参考になるのは、時代が変わっても変わらない男と女の機微の話くらい、か)

だからいつだって人はみんな、初めての人生を、初めての道を歩くしかない。
俺たちだって、これからの人生が「初めて経験する知らない道」なのは若者とおんなじだ。
だから、俺自身も若者のようにこれからの道に結構ワクワクしている...たとえそれが滅びへの道だとわかっていても。

昨日までのことは俺もリセットして、今日からの年を生きて行く。
続いている仕事も新鮮な感覚で出来る。
ゴルフはたぶん暫くお休みだろうけれど、再びやる時にはやっぱりヒッコリーで一打一打を楽しんでゆく。
そして、それを口実に小さな旅を楽しんで行く。
うまい酒にも会いたいしうまいつまみにも出会いたいが、それはあくまで貧乏人の贅沢の範囲で。
歩く事は欠かさずに、一本歯下駄も履き続け、体重増加には気をつける。
別れた人に会うことは無いだろうけど、「出会った人は皆恋し」と遠くで幸せを祈り続ける。
そうそう...今年からは俺なりの断捨離を始めて、仕事部屋の本類を減らして行く。
積み重なっている資料写真も、結局未整理のままなので処分してしまうか、誰か欲しい人に差し上げたいが...所詮ただのスクラップだから、ただの紙屑と同じように処分する事になるだろう。
色々な雑誌の創刊号なども、安くオクにでも出品して行こう。
どれも俺以外の家族には全く無価値のものばかりだし


さて、リセットした一歩目には人はなんでも言えるもの。
問題は1ヶ月後も半年後にも、同じことを言えてるかどうか。
...多分「無かったこと」にしている俺がいる(笑)。
実際、毎年途中でグダグダになってしまっている俺の目標...今年こそ少しは「進歩したい」なあ。


こんな場末のブログに立ち寄っている、ちょっと変わり者の読者の方々、今年もよろしくお願いします。

お互いに、去年より「ちょっとだけ」いい年にしましょう。