ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2019年の12月

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急に朝晩の寒さが厳しくなって来た、と感じる。
ホームのある栃木の山の方じゃ、最低気温は普通にマイナスになっているだろう。
晴れていたって日陰のフェアウェイはもう凍っている事だろう。

ホームの方でヒッコリークラブで遊ぶのもそろそろ今年は終わりかな。
凍って硬いフェアウェイは、まるでコンクリートの上をぶっ叩くような衝撃があるので、100年経ったヒッコリーシャフトなんていとも簡単に折れてしまう。
そうなりゃ俺にとってはもう「冬季クローズ」と同じ事...どうしても遊びたいなら房総半島や茨城の海沿いのコースに限る季節だ。

と言う訳で、前回寒さでキャンセルしたホームの「誕生日記念ラウンド」に、明日行ってくる(誕生月記念ラウンドは、メンバーフィが無料でケーキのお土産が付くので奥さんも楽しみにしている)が、これがホームでの今年最後のヒッコリーゴルフ。
天気予報でこの日だけ「晴れで最高気温が10度以上、最低気温も4度以上」となっているので...俺の大好きな関東低山の地味な紅葉見物も、(今年は綺麗じゃないけれど)最後のチャンスと楽しみにして。

これからは、年末の毎年恒例の忘年会を兼ねた「泊りがけタコスケカップ」までが、俺の2019年ゴルフシーズンなのだが...いつまでヒッコリーゴルフで遊べるかはお天気次第。


と言うところで、ふと考えた。
夏でもあんなに寒いイギリスのゴルフで、あの昔のゴルファー達は真冬の寒さの中でもヒッコリークラブでゴルフをやっていたんだろうか?
厚着をして尻にウィスキーのボトルを入れ、寒さに対抗するために1ホール毎に1打毎に一口ずつ飲んでプレーを続けた、と言う逸話は知ってはいるけど...フェアウェイも硬く凍りつくような真冬の極寒の季節に、彼らはすぐに壊れてしまうヒッコリーシャフトのクラブでゴルフをしていたんだろうか?(そんな話聞いたこと無い)...と言う疑問が浮かんできて、松村博士にそんな文献があるかどうかを聞いてみた。
博士の答えでは、そう言う極寒の「凍り付く」ゴルフの話は残っていない...なぜなら、イギリスは夏でも寒そうだが実は沿岸にはメキシコ湾流から続く暖流の北大西洋海流が流れていて、真冬といえどもフェアウェイも凍りつくような「極寒」の気候にはならないんだそうだ。
つまり、イギリスの冬のゴルフより関東平野の奥の山地のゴルフ場のほうが、ずっと気温が低い...って事らしい。
何しろティーが凍った地面に刺さらないので「ノミとトンカチ」が置いてあったり、グリーンに落ちたボールが天高く跳ね返ってOBの彼方に消えて行くとか、200yキャリーのティーショットが凍ったフェアウェイを跳ねて200y転がったりとか...なんてことはイギリスのコースでは起きないらしい。
リンクスコースなんて言って、海岸沿いに多くゴルフコースが作られたのも、それが理由の一つかも...確かに黒潮が流れる房総半島・茨城から福島の海岸沿いのコースも、冬場はそんなに寒くならずにゴルフが出来るものなあ。


あと何回のゴルフが出来るかはわからない年齢になって、「出来るうちは無理しても遊びたい」と言う気持ちで、今月は暖かいところで週1回のゴルフをすることが目標。



時間は残り少ないからな。