ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

「懐かしい海」への旅

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それぞれ仕事に追われている娘達やうちの奥さんが、なぜか揃って「あの夏の海」が見たいと言い出した。

そう言えば娘達が「夏休み」という特別な長い時間を取れなくなってから、夏の海を見ることが少なくなった。

というより、最近の数年は夏の海はほとんど見ていない。

その「夏の海」と言うのは、7月から8月の房総半島...娘達が3〜4歳の頃から20年以上ほぼ毎年1週間から10日間の「何もしないキャンプ」をしていた根本海岸の海の事。

 

娘達にとってもうちの奥さんにとっても「夏の海」と言うのはあのキャンプ場で見ていた海の景色の事で、彼女らの「夏」のイメージの原点なんだと言う。

もうあそこに家族でキャンプに行かなくなってから10年以上...多分再びキャンプすることもないだろうけれど、暑い夏になると必ず思い出す「海」だ。

クーラー無しじゃ生きていけないような暑い夏でも、時折無性にあの海の景色を見たくなるのは俺も同じ...が、あの房総の海の道は夏はどこも渋滞しているので「軽くドライブ」に行くは(トシのせいか)なかなか腰が上がらない。

 

でもさすがに、長い間あの海を見ていないと心の中に溜まってくるものがある。

娘達の「あの海が見たいなあ」という言葉に、「じゃあ、行くか?」と先週土曜日の早朝から日帰りドライブに行く事にした。

朝5時起きで途中長女を拾い、裏道から房総の海岸を目指す...まずは九十九里海岸から海を見ながら南下して、最終目的がもう今年は閉鎖してしまった根本マリンキャンプ場。

途中御宿の海に面したパーキングで遊び、道の駅に寄り道しながらのんびりと。

もうさすがに夏の終わりという事で、土曜日でも人出は意外に少ない...遊んでいるのはサーファーばかりだし。

天気予報では「曇り」だったが、御宿の海あたりから少しずつ日差しがあるようになり、目的地の根本海岸では娘達を歓迎するかのような晴天となった。

娘二人と奥さんと、久しぶりの夏の海で遊ぶ姿は...30年以上の時の流れを感じさせて感慨深い。

なので、30年前...1989年のキャンプの時の写真を載せておく。

 

1989年の8月初めだ。

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娘達は幼く、奥さんも流石に若い。

そして、あの夏の海は...やはり俺にも「夏の原点」の風景なんだと、改めて思う。

それにしても、時の流れは速い。

 

 

 

だからこそ、「俺は財産も名声も何も残してやれないけれど、こういう「思い出」だけはお前達にたくさん残してやれた」と、「ホンノチョットダケ」娘達に威張ってみたい、ぞ(笑)。