ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

「ああ、海に日が沈む」・・・っておかしくないか?!

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早いスタートのゴルフでは、スムーズに回れれば2時前にはコースを出て、あちこちをゆったりと回って旅心地を楽しめる。
「旅ゴルフ」のもう一つの大きな楽しみだ。

この日のゴルフはアウトは2時間を切るいいリズムで回る事が出来たが、休憩の後のインでは二組前の超スローペースのバカヤロ4人組が、その前の組に数ホール離されて3時間ペース...コースを出たのは2時過ぎになってしまった。

この天気が良い日を選んだのは、ラウンド後に海伝いの道をゆっくりドライブして、自分達が一番奇麗だと思っている「千倉大橋」からの海の景色を眺める事と、娘達が歩き始めた頃から20年以上毎年キャンプに来ていた根本キャンプ場の冬の姿を見る事が目的になっていた。
途中、車中から見える海の色は明るい緑から濃い紺色迄素晴らしいグラデーションを見せていて、千倉大橋からの眺めはさぞかし絶景となっているだろうと期待を膨らませていたのだけれど...途中、御宿の街や鴨川市内などで渋滞があったり、今頃が丁度冬至に近い「1年で最も日の短い時期」という条件があって、千倉大橋にたどり着いた時には日はかなり傾いて、海に奇麗なグラデーションは消えていて青の重なる淋しい海の景色になっていた。
おまけに午後から一層強くなった風が海を荒れさせ、潮の飛沫や風が冷たく、海をゆっくり見ていられる余裕は無かった。

根本キャンプ場は、もの凄い風のおかげで飛び砂が酷くて、体も車も砂だらけになってしまう始末。
それでなくても淋しい冬のキャンプ場は、砂嵐に覆われていて歩けもしない。

そこから館山方面に走り、富浦の道の駅に向かっている所で夕陽が海に沈みかけているのに気がついた。
ちょっとした空き地に車を止め、海に沈む夕陽を見ていると...「ん? 海に日が沈む?」「ダルマ夕陽になりそうだな」とカメラを取り出す。
一眼レフなら良かったが、この日のカメラはシャープのExilim(仕事の取材用カメラ)なので、カメラお任せで超望遠。
ちゃんと撮れたかどうかは判らないままで、とりあえず日没迄。
撮れた写真はこんなモノなんだけど、意外と面白くて満足している。

と言う所で、凄い疑問が。
「太平洋側の関東地方で、海に沈む夕陽が何故見られる?」
まさか東京湾じゃ海には沈まない。
富士山の方角には下に低い山々が見えるし、どこだって最後は陸地に沈むはず。
でも、この写真は絶対に海に沈んでいる。

帰って来てグーグルマップで調べてみる。
可能性があるのは伊豆半島と大島の間の太平洋!
極狭い幅の間だが、那古の海岸近辺から冬至のときなら西南の方角の海に日が沈むのを見る事が出来るのかもしれない。
これ以外の普通の季節は伊豆半島から富士の方角に沈んで行くはずと...そう思えるんだけど、どうだろう?

これって、凄く珍しい事なのか?
それとも普通にある事?
自分じゃ太平洋側で海に沈む夕陽を見たのは生まれて初めてなので(若い頃、海に沈む夕陽を見たくて能登の海岸迄旅をした事がある)、こんな体験が非常に嬉しい。