ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

もう冬なんだ

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yuzuは寒さに弱い。
あまり高級そうでは無い毛皮を、目一杯冬用に密度を上げて対抗しようとしている。
大人しくて弱い猫は、自分から何かを主張したり要求する事は殆どしない。

そんな猫だから、家の中の太陽の光の当たる自分の場所をいくつか持って、見当たらない時には殆どそこで昼寝をしている。
特に午前中の陽の当たる場所が、本当に気持ちが良くて好きらしい。
いつもそこで思い切り体を伸ばして、気持ち良さそうに目を細めてじっとしている。

いつからかyuzuはそんな場所で、布団たたきで体を摩ってもらうのが大好きになった。
日向で待っていて、目が合うと自分からゴロンと横になりお腹や背中を向けて要求する。
布団たたきでコリコリと背中やお腹を摩ってあげると、ゴロゴロと小さく喉を鳴らし、いつまでも何度も寝返りを打ちながら甘えて来る。
戯れる訳ではなく、背中やお腹を思い切り伸ばして、てはモミモミとして実に気持ち良さそうな顔をする。

きりがないので、適当に逃げ出すと恨めしげな顔でいつまでもこっちを見ている。

ジャレもしない、噛みもしない、本当に大人しい猫だけど、これだけは自分からしてくれと要求する。

時間が経つに連れて動いて行く、「陽の当たる場所」を追いかけてyuzuが寛ぐ様になると、季節は秋を越えて冬になって行く。

...もう11月も半分近く過ぎた。