ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

暑い....

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今日は暑い!
うちの地域の気温は軒並み体温を超えているらしい。
今年はまだクーラを使う程の暑さにはならないでいたが、今日はさすがに使わないと仕事ができない。
この暑さにいつもは2階の日が当たる場所が好きな柚も、暑さを避けて日陰の涼しい場所を探して家中をうろうろしている。

猫ってのは元々は暑い地域の出身らしいんだけれど、今日の暑さには参ってるようだ。
(何でも、猫は気温より湿度に弱いんだとか。)

さて柚はずっと居間のカーペットの上にゴロゴロとしている。
本当はフローリングの方が冷たくて涼しいはずなんだけど、緊張感の無い柚もさすがに学習したらしい。
...実は、柚は最初は台所や廊下の日が当たらない少し薄暗いフローリングの場所、つまりより涼しい所を探してそこで横になっていた。
が、柚は自分の特性を忘れていたのだ。
この微妙な灰色の薄い縞模様は、少し暗い場所でじっとしていると人間には全く認識出来ない。
その陰に溶け込んでしまうのだ。
だから、自分も奥さんも娘も、「柚を踏む」「柚を蹴飛ばす」「柚だと気がついた瞬間に手に持っているものを落とす」...
柚もいい加減痛い目に遭うが、こっちも驚いたり転んだり謝ったり..
やっと最近、そういう場所が自分には危険だと判って来たらしい。

だから、家族の目に留まる所で横になっている事が多くなった。

小さい頃からこの「見えない」という特性は感じていたが、大人になった今でもこの存在感の無さは変わらない。
...例えば、家に来る客には柚のことを言わないと誰も猫がいる事に気がつかない。
目の前に座っていても、動かない限り気がつかない。
動いて始めて「え! 猫がいたの?」となる。

そんなに認識困難な猫にも、夏は見逃してくれずに熱波攻撃をかけてくる。
逃げる先には、人間の見つけてくれない「うっかり攻撃」が待っている。
この夏は柚にとっても危険でしんどい季節だ。
せめて、ちょっとだけでも毛皮を脱がせてやりたい。