ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

今年のゴルフシーズン、どんな風に楽しもうか?

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花粉症はまだまだ続きそうだけど、世の中は桜が咲いて春爛漫。
気温も上がって来て、そんなに厚着しなくても野に遊ぶ事が出来るようになった。

「普通の」若い人が体験するにはやはり敷居が高く、プレー人口がこれから増える事は無いだろうと言う立場のゴルフと言うゲーム。
自分の人生に、多分そんなに多くは残っていないだろうこの遊びの機会を、どんな風に遊んだら一番悔いなく楽しめるのか、を考えている。

数字の少なさを競う遊びは、もう十年以上前に止めた。
数字に拘る事は、初心者や若い時代には上達の為の情熱やエネルギーの源となるけれど、それが過ぎるとゴルフが汚くなり人間性迄おかしくなって来る。
日本、あるいは関東などの地区大会の優勝を目指すハイアマチュア以外は、ある時期に自分の限度を思い知ったら楽しみ方を変えた方がいい。

...よく見かけるのが、スタートの何ホールかで大叩きをしてしまった為に、その日の残りのラウンドを投げやりにしたり、同伴競技者を不愉快にさせるような態度を取る「自称」上級ゴルファー。
ゴルフ仲間との楽しい「勝負」は別として、所詮上手く行っても80を切る程度のレベルで、スコアに拘って色々と他の人やものに醜い態度を曝け出すのは、情け無いしみっともない(自省を込めて)。

上手く行かないとクラブやボールに当たる気持ちは良く判る...全体のスコアをつけない自分でも、イメージ通りの攻め方に失敗したホールでそんな気持ちになる事は良くあるし(反省・反省!)。
ただ、その気持ちは同伴競技者に判らないようにやらなくちゃ...ずっと以前に「ゴルフな人々」で書いたが、失敗した時に森陰に入って行って、出て来た時に顔はニコニコしていたのに帽子の下から血が流れていた人が居たけど...あれならアリかな。

自分の打ちたい球筋を求めて、結果の数字にはこだわらないが...上手く行けば大喜びして失敗すれば大袈裟に嘆く、そんな程度の喜・(怒は抜く)・哀・楽ゴルフはしたい。

それとゴルフと言うゲームには「間」の時間が非常に多くて長い。
この時間をもっと楽しむ為に、双眼鏡やカメラ、スケッチブックなどを携行する。
そしてまた、その時間を「四季の自然」を感じ、「思い出」に耽り、「新しいアイデア」を考える時間に有効に使う。
あるいは、その日一日「ボールと景色」を見る事以外に、一切雑念を入れない事に決める(それが出来たら大人物、なんだけど...大概は雑念で一杯になる)。
あるいは、その日一日ゴルフスタイルを決めて決行する....例えばドライバーを使わない、例えばフック一辺倒で打つ(スライスでもいい)、例えばパンチショットしか打たない、例えばアプローチを一本だけのクラブにする・全部転がす・全部上げると決める、例えばクラブ本数を3本とか5本とかだけでプレーする、例えばパーシモンに糸巻きボール・クラシックアイアンを楽しむ...等々、何でもいい。

あるいは、遠くへの旅の目的の一つとしてその地のゴルフを楽しむ...有名なコースでもいいし、潰れそうなコースでもいい...そこでの一期一会に感謝して、一ホール一ホールの旅を楽しみスコアは決して着けない...見るのはラウンドしている景色と季節、スコアカードになんかゴルフの楽しみは無い。

自分自身のゴルフなら、やはり車中泊前夜祭が欠かせない。
と言うより、ゴルフのラウンドを考える時、今ではその前夜祭が必要不可欠な楽しみになっていて....一区切り着けたあと、歯を磨く為にトイレに向かう途中で見上げる星空は、実に実に気持ちが良い。


今年のゴルフは、旅の一つの形としてのラウンドがきっと一番多くなる。
次が漫画家連中とのコンペで、これは唯一スコアを小さくする事が目的(大抵、集中出来なくてダメだけどね)。
そして、食べ物が賞品のオープンコンペ...これはまだ回った事のないコースの一人参加か、練習の実験とを兼ねた試し打ちを緊急にしたいときの選択。



真夏で35度くらいの気温になる季節迄、今年の前半シーズンがこれから始まる。

楽しみだ。