ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

軽井沢72と黒トップ

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3日に軽井沢72南コースで漫画家コンペ「バレンタインカップ」があり、2日の午後に下道をのんびりドライブするつもりで出発した。
途中道の駅「おかべ」に寄ったり、旧碓氷峠の鉄道遺跡をゆっくり見たり...考えてみたら、高速以外で軽井沢に行った時には碓氷バイパスを通ってしまうので、旧碓氷峠を通るのは初めてだった...この道は、素晴らしい「旅する気分」満点の道だった。

で、その夜は軽井沢側の碓氷バイパス入り口のパーキングで宴会&車中泊
星が奇麗に出ていたら月・火星・土星の接近している様子を防振双眼鏡で見るつもりでいたけれど...夜になったら酷い霧でなんにも見えず。
なんだか酒を飲んでも興奮していた為かちっとも酔わず、よく寝られない夜だった。


翌3日は11時スタートの為に時間を持て余し、練習場に行ったり、東コースで開催されている世界アマチュア選手権の女子の試合を覗いたりして時間をつぶす。
...世界中から来ている若いピチピチの女性達の短パン姿に、漫画家のジジー達がみんな鼻の下を伸ばしてみていた...ってことを後で知って大笑い。

そして11時スタート。
このラウンドはスコアを作らなければ...とは思っていたが、選んだセッティングは4~7がホンマのPP737、8~SWが黒トップ、それに58度。
ウッドは1Wと3Wは何時ものテイラーメイド、4Wと7Wはキャロのスチールヘッド。
ショートアイアンで黒トップを選んだ理由は、この軽井沢72がフェアウェイもベントであること。
フェアウェイがベントなら、黒トップのスクープソールで何の抵抗も無く芝を切り取れるだろう...ならば痛めている指も再び痛める心配無くスイング出来る...と考えた為。
...まあ、これが下手の考え休むに似たり、って結果になるとはね(泣)。

ティーショットの1Wはまずまず良かった、疲れて来た後半こそ左に巻気味になったが距離は出ていていくつかドラコンも取ったし、フェアウェイキープ率も高かった。
1番ホール、ティーショットは280Y前後飛んで残り110Y、やや左足下がり...ここで黒トップのPWを使クォーターショット...これが少し噛んで、グリーン下のラフに突き刺さり...ここから上がって7!
2番は、黒トップの8番とPWがいずれもダフって池2発...上がって9!
3番もティーショットは280y飛んで残り100y。
これをサンドウェッジで左に引っ掻け、100yから5打かかってダボ!
この「ティーショットフェアウェイで残り100y」という状況があと3回あって、そのうち2回を全く同じウェッジの引っかけで、グリーンのかなり左に外して同じくダボにした...もう一回は引っかけを嫌がってトップしてグリーンオーバー...これもダボ!
情け無くて涙が出そう...

スクープソールのアイアンは打ち込まなければきちんと飛ばない...1ミリでもダフれば柔らかいベント芝の下に潜り込み、ボールは全く飛ばない...そんな状況が判っているだけに、打ち込み過ぎて左にかぶって行く。
おまけにこの南コースは他の西や東のコースよりかなり芝の状態が荒れていて、殆どボールはベアグランドや芝の薄いところに入り込む。
今の自分の悪いスイングでは全くボールは狙うところに行かず、黒トップを使ったアイアンショットはほぼ100%ミスだった。
つまり残り150以内のチャンスにつけたボールは全て失敗し、そのかわりPP737をつかう残り150Y以上の時にはボールはピンに絡んだ。
笑い話のようだけど、150以上残したホールではPP737を使って1バーディーと4つのパー、悪くてもボギーで済んだ。

てな訳で、結果は54・42...惨敗でした。
でも、これで黒トップはパーシモンに糸巻きボールを使うような遊びゴルフ用に最終決定。
感触があまりに好きなために、なんとかスコアを作る時でも使いこなしたいと思っていたけど...今回でギブアップ。
なぜプロの世界でさえ、今はスクープソールのアイアンを使う人がいないのか...ヘタクソなアマチュアが使うにはこれは本当に難しすぎる。

かわりに光明は、PP737が4番でも5番でも7番でも殆どミスが無かったこと。
それに、(練習場では何時も素晴らしい当たりなので)未練があって使った7Wが、コースではやっぱりろくな当たりが出なかったことを考えると、ちゃんと3番から使ってやれば良かったと今は思っている。

ソールの形状の違いが、今回のコースでは100点と0点の差になって表れた。
「抜け」が良いアイアンは、無理に「ボールに先に」とか「上からダウンブロー」とか考えずに普通にスイングするときちんとボールが飛んでくれる。
おまけに、PP737の7番アイアンでそうして打ってきちんとボールが飛んだショットのターフは、黒トップで取ったターフよりずっと薄く長く取れていた!
無理に「上から」なんて思わなくてもきちんと奇麗なターフが取れたことから...PP737に改めて惚れた!
感触も(銅下メッキの所為ではないと思うけど)、結構気持ちの良い打感と感じるし。

まあ、「オレの黒トップ時代も終わったなあ」、そんな風に感じた軽井沢のコンペだった。
なお、軽井沢は用意して行った短パンでのゴルフなんてとんでもないと言う寒さで、終日曇りで時折冷たい霧雨が降ってくる天気。
半袖が寒くて、みんな鳥肌立ててゴルフをしていた。
この高原では季節はもう秋になっている。

ああ、オレは下手だって良く判った....これから真面目に練習・ラウンドして、秋11月のコンペで雪辱するつもり...か?