ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

パーシモンが気持ち良い!

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20日はブログ仲間の「日本ゴルフ昭和化計画」会の会長「セベケン」ことK氏と、会員のO氏との3人で「パーシモン&糸巻きボール&クラシックアイアンのラウンドを楽しんで来た。
驚いた事にO氏は普段のラウンドでもパーシモンしか使った事が無いと言う。

コースは難しいと評判のセベ・バレステロスゴルフクラブ
フロントからでも難しいというのに、K氏がメンバーなのでこの日はバックティーから(笑)。
パーシモンはここ一年くらいコースで使ってなかったので、少し早めに行って練習はして見た。
まあそれなりに当たりはするが、これに糸巻きボールでバックティーからやって楽しめるかと言うと...ちょっと自信は無かった。

さて、バックティーからのセベ.バレステロス。
意外な事にパーシモンに糸巻きでのゴルフが通用した!
今までどうも苦手だった2番もバックティーから奇麗にパーを奪取。
スコアをとるつもりは無かったゴルフだが、5番までで3オーバー...特に難しい4番も奇麗にパー。
冗談ではなく、自分の今のゴルフに対する考えにもう一度始めから考え直す必要があると強く思う。
300ヤード飛ばす(つもりの)ドライバーでいつもボギーなのに、謙虚な(つもりの)パーシモンでパーなんて(笑)。

しかし、調子に乗った自分に痛いハプニング...6番のセカンド、やや左足下がりのライからスライスを打とうと黒トップを振り抜いたつもりが...振り抜けなかった。
まだ芝の生え揃っていないフェアウェイは、ボールのライ自体はベアグランドの様なものなんだけど、ここはその地面が硬かった。
でこぼこのある地面にクラブのエッジが引っかかって(これも黒トップが特別に強いスクープソールのアイアンだから)、まるでラフで草が巻き付いて止まるように突っかかって止まった。
ボールはかろうじて転がったくらいで、左手グリップの小指・薬指・中指と右手の薬指と中指に激痛が走った。
右手の痛みは間もなく消えたが、左手の指3本は痺れた様な痛みが残ったまま...結局そのホールの残りはまともにクラブが握れずの素8を叩いてしまった。
その後の3ホールはまともなグリップが出来ずにダボ行進...せっかくパーシモンで締まった遊びをしていたのに本当に残念。
セベケン氏とO氏はさすがに普段からパーシモンを使っているというだけあって、上手くセベのバックティーからのゴルフを楽しんでいる。

昼の1時間の休憩の間に、なんとか左手指の痛みが小さくなったので、午後は心機一転!
と思ったんだけど、左手のグリップに力が入らない(特に小指が握れない)為に、ティーショットでテンプラが多発...大事なパーシモンにテンプラ傷を複数付けてしまって、本当にクラブに申し訳ない。
そして黒トップだけど、地面の硬いコースでの使用は難しいものと知った...芝が生えていないと打ち込めばもろに地面に当たって衝撃が来るし、払えばこのアイアンはすべてトップボールになる。
それに、指を痛めてからは全くボールを曲げる事が出来なくなった。
今もまだ小指の関節が晴れて痛い...曲げると激痛が来てグリップ出来ない。
薬指と中指も関節が痛いので曲げるのが厳しい...しばらく予定は無いけど、芝が生え揃うまではファットシャフトカーボンで誤摩化すしかないかなあ。

それでもスコア的には、アウトが50、インが46という事で、あのハプニングがあってバックティーからパーシモンに糸巻きでこんな風にラウンド出来た事に自分で驚いている。

また、さすが変態同好会ということで、ホールが長くても2アイアンや1番アイアンでティーショットを平気で打ち、4Wや5W、中には6番のパーシモンウッドなんてモノまでティーショットで使いまくる実に楽しいラウンドだった。
自分のコースという事もあり、結構速く硬いグリーンにも関わらず「乗せずに寄せでパーをとる」ゴルフを楽しむセベケン氏は「ゴルフ昭和化計画」会長の面目躍如と行った所だろう...パットが弱点だったけど(笑)。
O氏のように普段からずっとパーシモンを使い続けるなんてゴルファーは、一体今の日本に何人いるだろう...最初こそ調子が出なかったけど、慣れてくると見事に昭和のゴルファーを再現させてくれて楽しいゴルフをしていた。

我々3人がティーショットの度に「バシュッ!」「ボシュッ!」という音をさせているので、後ろの4人組は不気味に思えたらしくずっと我々の組に近づいて来なかったのが笑えた。

反省...本当にこんなにパーシモンに糸巻きボールが気持ち良いだけではなく、距離の長いコースにも通用するという事は思っていなかった。
何回か打てば糸ゴムが切れてしまうはずの糸巻きボールも、ラウンド通して変な飛び方も急に飛ばなくなったりもしなかった。
これなら、今年はパーシモンに糸巻きボールラウンドをもっとやってみよう。
うん、面白いラウンドだった!