ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2014年全米オープン1日目

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あまり気合いが入る訳でもなく全米オープンを見てしまった。
ちょうど松山・ファウラー・スピーシーの組が中心となり、ミケルソン・ローズ・フィッツパトリックが前の組...マキロイ・スネデカー・クーチャーなどのプレーの様子が中継されていた。
初日なのでそれぞれのプレー振りがいいプレーごとにとりとめもなく流れていたけど、パインハーストの2番というコース、本当に「荒れ地」に造ったコースなんだなあ、と感じる。
フェアウェイを外れるとラフ、というのが普通のコースだけど...ここはフェアウェイをちょっとでも外すと酷い荒れ地。
荒れ地に生える草の後ろに行くか打てる場所に出るかは運次第。
元々のこの辺は砂地の荒れ地だったとかで、フェアエイの緑以外は白い砂の荒れ地とバンカー...池は一カ所だけだとか。
それにあの殆ど全てがまんじゅう型に盛り上がったグリーン...砲台と呼ぶには意地悪すぎる様なグリーン形状は、硬くて速くなったらとても手に負えないだろう...以前のこのコースの試合で、ジョン・デイリーが何回打っても元の所に戻って来てしまうアプローチに切れて、戻って来る途中のボールを打って棄権した気持ちがよくわかる。

お祭り気分のマスターズと違って、この全米オープンは出場しているプロ達の「切れそうになって我慢している」顔ばっかりになる「我慢大会」が特徴。
それは、優勝スコアの理想が1アンダーと言うこの大会の考え方によるものだけど、見ている方も結構疲れるのでどうも面白くない。
それは多分、全英オープンが同じような我慢比べに見えても、あちらは「自然との戦い」というものが根底にあるのに対し、こちらは人間が意図的に良いスコアが出ないように調整すると言う考えが基本だからだろう。
つまり悪く言えば、そういう「人間の悪意に対する我慢比べ」みたいなものを感じるから、この大会を心底楽しめないんだろうと思う。

テレビで見た限りでは、松山の地力が上がっているのを感じる...が、あの髪型は似合わない・・・暑苦しく不潔に見えるし、スロープレーで有名なケビン・ナにそっくりだし。
アメリカツアーでヒールになろうというなら別にいいんだけれど。

優勝争いなんてまだまだ全然判らないが、見ていて気になったのがそのクラブの飛距離。
ドライバーや3wが飛ぶのは判るが、180y前後のホールではほぼ全員が8番アイアンで打っていた。
これが今のプロ達の8番の平均的な距離なんだろうか?
これはロフトは何度くらいで、一昔前のクラブ(20年くらい前)では何番相当なんだろうか?

8番で180yということは番手間が10yとしたら、170yが9番、160yが10番かピッチング、150yが11番かアプローチアイアン、140ヤードは?
130yや120yや110・100y、それより短いものは?
一体9番アイアンの後に何本のクラブが必要になるの?

最近の番手距離というものがさっぱり判らない....