ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

クラブの溝規制

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今年の4月から、色々なコースの競技において「2010年の溝規制に適合したクラブを使う事」と言う言葉を見かけるようになった。
これはR&Aが2010年にプロの試合やトップアマの試合に対して出した用具規則の改正「クラブの溝の規制」が、2014年1月1日から一般のアマの競技にも適用される事を意味する。
この溝規制は、そもそもプロの試合に於いてクラブフェースの溝(主にアイアンやウェッジ)の形状が溝の幅を広げたり角を鋭くする事によって、ラフからのショットでもフェアウェイからのショットと同じようにスピンをかけることが出来るようになり、狙ってフェアウェイに置くよりラフでも飛ばしたもん勝ちになってしまっているのを問題として設けられたもの。
一時流行した激スピンウェッジなんかは、一回打つとボールの表面が削れるくらいに溝の角が鋭かったんだから、規制もやむを得ないとは思う。(ただ、これによって「生まれて初めてバックスピンでボールが戻った」なんて喜んだゴルファーも多かったはず)

この溝規制がいよいよ一般のコースの月例などで適用される。
この規制ルールでは、「この時期でもトップアマの試合ではない普通の月例なんかでは適用しなくてもいい」、とは言われているが、一部のコースでも適用する様になれば規制に反しているクラブは「違反クラブ」として、使えば肩身が狭い思いしかしなくなるだろう...ちょうど高反発ヘッドのドライバーが競技では使い難くなり、一般のコンペでさえそれでドラコンと獲ったりすると陰口を叩かれて恥ずかしい思いをする事が多かったように。

そこで、自分の今期開幕の4月が近づいて来たので自分のクラブを適合クラブ表によって確かめてみると・・・
何と、エースに使っていたクリーブランドのTA-3が見事に規制に引っかかっていた!
これは驚いた。
自分が使っていたクラブでは、キャロウェイのVフォージドのウェッジは引っかかるだろうと持っていた...それにボーケイの60度ウェッジも。
これらは確かにスピンがかかりやすいと感じていた。
しかし、自分の使っているクリーブランののアイアンやウェッジは特にスピンがかかりやすいとも感じていなかったから、溝規制には引っかからないだろうと持っていたんだけど。
まあ、TA-3の場合はクラブフェースよりダイナミックゴールドの「センシコアシャフト」が、手に来る衝撃を柔らかくしてくれて、使い始めた頃痛めていた肘に優しいアイアンだったからエースにしただけなんだけど。
それで、手持ちのアイアンで溝規制に関係ないのは黒トップ...これは大昔のクラシックアイアンなんだから溝規制に違反する訳が無い。
...古すぎて表には載っていないけど。
それにファットシャフトのアイアンも大丈夫なようだ...これも古くて載っていないが、ウィルソン製のアイアンは全部パスしているので、これだけダメと言う事は無いだろう。

フェアウェイウッドも、スチールヘッド3の4番と7番が表には載っていないんだけどどうなんだろう。
いっそパーシモンのフェアウェイウッドにでもしてしまおうか。

他のウェッジ類は、スポルディングトップフライトプロのサンドウェッジが使えそう。

結局、4月からは使う気がなくなる規制違反アイアンが2セット。
それにウェッジ類も6~7本が規制に引っかかり、もう使う事もなくなるんだろうなあ。

なんだか新しいアイアンを買う気にもならないし、俺のゴルフの晩年は今あるクラシックなクラブで死ぬまでやり切ろうかしらん(笑)。

一般のヘボゴルファーは2024年まで使えるって言われても、「あれは違反クラブ」なんて言われてプレーしたくないからね。