ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

雨さえ降らなければ、季節は最高・旅ゴルフ(新・西山荘CC)

 

 

左足ふくらはぎの痛みは、一ヶ月間安静にして湿布を貼り続けていたのに一向に良くならない。
天気は雨が多くなり、夏を迎えるような花々が咲き始めて、季節は急速に最高のゴルフシーズンを過ぎつつある。
「もう無理にでも...今しかない!」と、足の痛みには目をつぶって、雨を避けるために天気予報の変化と共にプレー日を変更しまくって...

昨日、最高の青空と5月の風と木々の空気を楽しめた新・西山荘CCへの旅ゴルフにから帰って来た。
この旅ゴルフはうちの奥さんの「誕生日記念のお祝いラウンド」だった...以前は房総の大原御宿GCが気に入っていて(プレーフィもバブル後は安くなったこともあって)、ほとんど毎年この時期に遊んでいたのだが、最近は「2バッグ割り増し」なるものが必要となり値上げしたプレーフィとともに「貧乏ツーサムお断り」の姿勢が明確になっちまったので、「もう2度と行くもんか」に変わってしまった。
2バッグ割り増しを取るコースは、要するに「二人じゃ来るな!」って言っているんだよね。
誰がそんなコース行くかよ! 貧乏人を舐めんじゃねえ! てなもんだ。

そこに行くと、この新・西山荘はコースの面白さ・設備の面白さ・食事などにもうちの奥さんの満足度が高い(勿論俺も)。
そしてやはり都内から遠いためか、プレーフィは房総より安く、「2サム割り増し」なんていう意地悪も無い。
ただ...ここはコースは面白くて大好きなんだけど...ヒッコリーゴルフにはちょと距離が長過ぎる(笑)。

そこで今回は、このコースのアーメンコーナーと勝手に呼んでいる16番・17番・18番をより贅沢に楽しむために、今までずっとアウトスタートにしていたものを、今回は初めて「インのトップスタート」で遊んだ。

前夜の車中泊地「道の駅ひたちおおた」では、耳栓をしないと寝られないほどの大雨にあってしまったけど、驚いたことに新・西山荘CCでは水たまりもグチャグチャになった芝地も、水の溜まったバンカーも一箇所も無かった...ネットでも書かれていたがここの水はけの良さは本当に驚異的に素晴らしい。
俺のホームの栃木の益子地方あたりでは、(陶芸に使う粘土層の近くということもあって)ちょっとした雨でも2〜3日間何もかもグチャグチャ泥んこになっちまうんだから。

で、五月晴れの中、スタート。
しかし、全く練習もできなかったために、スタートホールの10番ではまだかなり痛む左足を使わないスイングに慣れるまで、酷えとんでもミスショットが連発して情けなかった...

ホント、ボールに当たんないってのは悲しいわ(笑)。

 

 

 

 

11番からは、なんとかスイングに慣れてゴルフになって来た。
しかし、左ふくらはぎは歩くと痛い...

 

 

 

 

何しろ天気は最高。
こんな青空は久しく見た覚えが無い。
雨を我慢せずに待った甲斐があった。

で、今回一番楽しみにしていた「アーメンコーナー」。

 

 

 

 

しかし、ヒッコリーゴルフには普通の白ティーは長過ぎるなあ、特にこんな足が痛い状態では。
それでも左足で踏ん張らないスイングは結構うまく行っていて、スタートの10番以外ではそれなりにゴルフになっている。
16番は予定通り。
そして17番の「浮島グリーン」のショートホール。
俺は今まで近代クラブでは乗せていたけど、ヒッコリークラブでグリーンオンしたことが無いのだ。
いつもは後半ハーフで回っているので、ここいらは渋滞して見物人が多く、池ポチャをしたらグリーン横にある前進ティー使用がローカルルールになっている。(これがパターで行くので欲求不満になっていた。)

この日はトップスタートの前半で、俺たちはプレーが早いので後ろの組はついて来ていなかった。
思う存分「乗るまで」トライするつもりだった。
丁度距離が1ピンにつけた12番と同じようなものだったので、「マッシーでいいショットをすれば絶対に乗る」という自信もあった。
風はやや強いフォローへからサイドへと回っていた。
一発目はフォローを意識してちょい高く上げすぎて、わずかに届かず池ぽちゃ。
打ち直しは12番と同じようにしっかり振り抜くショット。
今度はやや低めのショットだが、いい手応え...光の関係でグリーン面が光っていて見難かったが池に波紋は無く、耳に硬い地面に落ちた落下音が聞こえた。
「よし、乗った」と確信して奥さんが打った後グリーンに向かう...奥さんは91ヤードを無事乗せていた。

「あれ?ボールが一つしか無い?」
あったのは奥さんのボール...俺のは探してもどこにも無く、多分周りを飾るツツジの中に入ったのでは無いか? という結果。
またカートを回してティーグラウンドに行く場所も余裕も無く、パターで打つ前進ティーを使う気にもなれず...次回に再挑戦として、今回はギブアップとした...だからトータルスコアも無し...まあ50は越えたのは確か(笑)。

18番も厄介なホールだが、4オンで考えた通りに攻める事が出来て、「パー逃しのタップインボギー」が出来た。
足さえ良くなれば、このホールのようにかなり良いヒッコリーゴルフが出来る自信がある。
この日はやっている間にだんだん痛みが強くなって来て、スイングは出来ても歩くのが大変になって来た。

 

 

 

 

ふくらはぎ痛がだんだん足の上の方に行って、左足膝裏の方まで痛くなってきたので、午後のアウトはフロントティー(シニアティー)でのプレーにした。
レギュラーティーなら2993yが、シニアティーなら2743y...これだけでもかなり楽になる。
特に「ただ残り距離を減らすためだけに使うクリーク(5w)」を使わないで、ほかのクラブと残り距離を考えて攻め方を選べるのがいい。
何しろ以前はなかったトンデモミスをフェアウェイウッドで繰り返すようになってしまい、最近はこの「残り距離減らし」ショットこそが殆ど全ての「大叩き」の原因になっている。
気持ち的には使わないで済むなら、フェアウェイウッドはもう使いたくない...もともと「アイアンマン」と言われたくらい、俺のゴルフはロングアイアンからのアイアン中心のゴルフだったんだから。

左足が膝の裏側からアキレス腱までかなりの痛みになってきたので、午後は淡々とプレー。
色々なアイアンで色々な打ち方に挑戦...パッティングクリークとかアプローチクリークなんて書いてある変なアイアンが、(本来アプローチ用のクラブなのに)フルショットでどのくらい飛ぶか、とか...こういう使い方も面白いかも(笑)。

風呂は独り占め。
帰りは奥さん要望の「道の駅笠間」とか「農産物特売」の看板のある色々な場所に寄り道しながら下道をドライブ。
そういう場所で車から降りるたびに、左足の痛みで悶絶...左足のふくらはぎにちょっとでも力を入れると激痛で歩けなくなる...ので、湿布薬を貼り強烈なサポーターで締め上げてなんとか帰宅。

あ〜あ...これで来週もゴルフ出来るのかねえ...オープンコンペに出るつもりなんだけどなあ。