ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

スクープソールは難しい

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軽井沢72での漫画家コンペで、愛用している黒トップアイアンの難しさを改めて実感した。

軽井沢72はグリーンはもとよりフェアウェイもラフもベント芝。
普通にある野芝のフェアウェイの場合と違って、フェアウェイに行ってもボールは少し沈んでいる。
この場面でアイアンが上手く当たらない。
奇麗にターフが取れる芝の為に、上から振れれば良いと思っていたが...そうした意識で振るとボールは左に引っかかる。
ダフりやすいアイアンだと言う事は判っているので、それではと薄めに打とうとするとハーフトップが多発する。

私の黒トップは20年以上前に中古で手に入れたものだが、前の持ち主がシャフトをダイナミック(ゴールドではない)のRに、昔の飛ばないロフトを当時の標準的なロフトにする為に少し立ててある。
相当上手い技術者に調整してもらったものらしく、ライ角も一緒に調整してあるが顔つきの流れもバランスも違和感が無く、グリップだけを替えて使って今に至っている。
ただ、神経質なスクープソールと言うのは判っていたので、競技はクリーブランドやダイワやダンロップのプロモデルを使っていて、黒トップは遊びゴルフ専用だった。

しかしこのスクープソール、ロフトを立てて調整してある為にオリジナルのものより更にリーディングエッジがカミソリの様にとんがってしまっている。
もちろんバンスなんか無く、「ソールを滑らせる」なんて芸当は一切出来ない。
どのくらい難しいかと言うと、軽井沢2日目に一緒に回った元研修生で新進気鋭の漫画原作者「かわさき健」氏(この日、アンダーで回っていた)にこの黒トップを打ってもらったとき、フェアウェイから残り140ヤードを9番...見事にダフって50ヤードくらいしか飛ばなかった。

この黒トップは、少し沈んでいるボールに対して、多分2~3ミリのミスも許されるかどうかと言う気がする。
...以前から黒トップを打ってみたいと言っていた川崎氏は、その後ティーアップしたボール以外は黒トップを使おうとしなかった。

...打感は本当に最高なんだけど...こういうベントのライでは殆どまともに当たりやしない。
無理に上からボールをつぶしに行くとみんなボールは左に飛んで行くし...

腰痛が酷くてまともに練習が出来ない身としては、残っているクリーブランドアイアンでゴルフを楽しむか...それともバンスを使えて感触の良いアイアンを、改めて探してみるべきか...

黒トップは使い続けるつもりだが、もっと易しく気持ち良くボールを操れるアイアンも欲しい...そんな気持ちになった軽井沢だった。

...ちょっとネットオークションでも彷徨ってみようかなあ...