ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

最近のお気に入りの場所

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遠い先祖が暑い場所出身の猫にとっても、最近の暑さはしんどいだろう。

太古の昔の野生の記憶が残っている為か、ネコ科の動物は身を隠す事が出来る場所とか木の上や高い所を寝蔵に選ぶ事が多い様に思う。
あまり見通しの良い広い場所でひっくり返って寝ている猫なんてのは見かけない。

いつもは寝場所の箱の中や、布団の陰や、本箱やタンスの陰で寝ている柚だけど、この夏気温が上がって来てからはこの出窓で寝ている事が多くなった。
ここにはうちの奥さんが整理しかけていた私の仕事のスクラップが奇麗に積んであったんだけど...

何度かここで寝たり遊んだりしているうちに、その切り抜き類が微妙に崩れて自分の体型にあった寝やすい形態になったらしい。
ただちょっと寸法が足らないので、伸びると頭が落ちてしまうんだけど...うまい具合にスクラップブックがつっかい棒になって頭が落ち過ぎるのを防いでいる。
とは言っても人間なら首を寝違える様な姿勢なんだけど。

ここは外が見えるのと、クーラーをつけないときはいつも窓が開いていて網戸だけになる。
外を自由に出歩けない家猫の柚にとっては、そこから見える景色は興味津々の不思議の世界であるようだ。
毎日ヒラヒラ飛ぶアゲハチョウや、庭の木で鳴く蝉達や、時折通る野良猫達で見ていて飽きる事がない。
何かがいる度に、独り言の様に小さな声を出して目でそれらを追っている。

そのまま寝てしまう事が多いが、そんな時がこんな格好。
強い陽射しが射しても、ひっくり返って無防備に...
細かく生えた毛のおかげで日焼けはしないだろうけれど、暑くないのかね...なんて思って毛に触ると結構熱くなっている(笑)。

相変わらず普通に下にいる時はステルス機能全開で、しょっちゅう誰かに蹴飛ばされたり踏まれたり...
こういう所にいる時が一番安全てこと、判って来たのかも。