ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2013年マスターズ3日目

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役者が揃ってきた。
私の一押しのスネデカーと、前回の優勝の時に予言が当たったアルゼンチンの「怪人」カブレラが並んでトップ。

タイガーは昨日は本当に運が悪かった。
最高のショットが最悪の結果になる、というゴルフの神様の気まぐれに翻弄されたみたいだった。

そう思っていたら、今日になって新たな騒ぎが起きていた。
昨日の15番の、神に見離されたかのようなアンラッキーショットのあと、ラウンド終了後にあの後のドロップの位置が「誤所からのプレー」として2ペナルティーが課せられたという情報。
今日の試合中にそのビデオが流されたが、よく見ると確かに池ポチャ後の第5打目のドロップ場所は、3打目のディボット後より後方の少し離れた位置になっていた。
昨日これを見ていた視聴者から、それを指摘する声が殺到したのだとか。
これに対して、前日ラウンド終了後にスコアカード提出の際に受け付けてしまった(認めてしまった?)という事で、失格とせずに2打罰をつけたのだという。
ビデオで見ると明らかに誤所からのプレーなので、選手達の間から「失格が当然ではないのか?」という声が多数上がっているらしい...確かに、タイガーでなかったら失格が当たり前のケースだ。
タイガー自身だって「うっかり2ヤード後ろにドロップした」と言っているのだし。
このおかしな事件は、「新しいタイガールール」と呼ばれているらしい。
(...そういえば昔、邪魔になる岩を数人で動かした、なんて事もあったな...)

そんな事は別として、7アンダーにスネデカーとカブレラ
これは面白い...二人とも、調子に乗ればがんがんスコアを延ばすタイプ。
ただし、落ちる時もあっという間に落ちてしまうけど。

その後に、ここ最近のメジャーの上位の常連となったアダム・スコットと、若さの馬力でトップを走っていたジェイソン・デイと同じくオーストラリアのM・レイシュマン、それにしぶといM・クーチャーが続く。
F・カプルスは、さすがにエネルギーが尽きてきた感じ。
体力よりも集中力が切れかけている気がする...気持ちが粘れなくなってきている。
そうなるとカプルスは短いパットが入らなくなり、ショットがばらつきだす。
...ああ、残念。

明日の展開の希望的推測は、スネデカーが早い機会にパットを入れて調子に乗る事。
彼がメジャーを獲って、スロープレーが当たり前の今のツアーにリズム重視のテンポの速いゴルフスタイルが良いもんだと認められる事。
ぐずぐずと何度もラインを読んだり、歩測したり、素振りを繰り返すなんて事が、実は格好悪い事だとみんなが感じるようになる事。
スネデカーのゴルフが基準になれば、みんながもっとゴルフを楽しめるようなると思うんだけど。

その反対に、14歳でスロープレーのペナルティーを食らっても平気なようなアマチュアを、テレビの解説で「堂々としている」って褒めるなんて...どう考えてもおかしいだろ?

明日は、最近になく面白いマスターズ最終日になる予感がする。
頑張れよ、スネデカー!