ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

逃避行(暑さから)

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急に襲って来た猛暑に耐え切れず、26日の夜から日光に逃げ出した。

やっと有休が取れたと言う娘の希望もあって、「涼しい所に行きたい」と。
暑さから逃げるには、北海道まで行くか標高の高い所に行くしか無いんだけれど、そうなると候補は二つ。
子供の頃から数え切れない程行っている日光方面か、ちょと遠いが清里や軽井沢方面。
最近はずっと隅から隅まで知り尽くしているような日光を避けて、清里方面が多かったので...今回は行きやすい日光方面に。

前夜7時過ぎに出発して、日光へ。
途中何頭ものシカに出会いながらいろは坂を上ると、さすがに空気が涼しくなってくる。
夏は暑くて寝られない車中泊も、戦場ヶ原まで来ると窓を開けて寝ると寒いくらい。
一杯飲んで、歯磨きをしに外に出ると、今年初めての夏の天の川が「ミルキーウェイ」の名の通り、乳白色の淡い色で流れていた。
双眼鏡で覗いてみれば、その星星の数の多さに圧倒される。

朝は、いろは坂を上る前に買っておいた軽食を食べて、戦場ヶ原散策。
昼前に、娘が食べたくて夢に見たと言う「竜頭の滝下」の茶店で、お茶とダンゴのセットを食べる。
その後湯ノ湖に行って滝と湖岸の散歩。
天気が良い上に透明度の高い空気で、空も山の緑も湖水の色も美しい。

そして、もっと涼しい所へと、出来たばかりの時から何度も乗っている白根山ロープウェーに。
横岳のロープウェーと同じように、一気に2000メートルまで上がる事が出来るので、高山の涼しさを味わえるはず....と思ったけど。
コマクサの花が盛りを迎えるこの時期に、2000メートルの高度でも日射しは強く暑さを感じる。
勿論木陰に行けば、風は心地よく居眠りしそうな程に気持ち良い。
最近出来た足湯は、日向にあるために浸かっている人の数も少なく、日傘をさした老婦人達が「暑い暑い」と言いながら入っているくらい。

駐車場に停めていた車も結構暑くなっていて、車中に残していた柚に可哀想な事をした。
柚は、久し振りの旅のために興奮気味で、車内の狭い所に潜り込んでしまっていた。

また戻って、中禅寺湖畔を散歩...町の人が「ここは一年中クーラーも扇風機もいらないんだけれど、今日は暑いわ...」と、嘆いている。
「ああ...こんな日にゴルフじゃなくて良かった」なんて、しみじみ思う。

最後の目的地は、霧降高原の大笹牧場。
ずっと昔からよく行っていたけれど、最近の流行り具合には驚く。
以前は小さなお土産屋やバーベキューハウスしかなかったのに、今は観光バスが大量に乗り付ける大駐車場と、立派なレストランやお土産売り場、それに体験農場や子供と動物の触れあい広場まで作って、一大観光牧場になっている。
そのかわりに、昔のような手作りの革製品(バッグや帽子や...)は無くなって、B級グルメの売り場が沢山出来ている。

そこで3時過ぎに、バーベキューの食事。
娘が食べた事が無いというジンギスカンセット、奥さんも同じ...で自分は牛カルビセット、それに追加で和牛ロース。
...美味しく頂きました(笑)。
勿論自分はノンアルコールビール付き(生ビールが欲しかった)。

...その後、鬼怒川に出て日帰り温泉「鬼怒川公園岩風呂」で一浴び。
露天風呂でアブに襲われて、逃げ回ったけど。

帰宅後、車から出た時の空気の感触は、あの岩風呂で温泉につかった時と同じような...
まるでお湯の中に入った時と同じような暑さだった...これは、もうゴルフをやる季節ではないなあ。

今日も月例や他のコースでのお誘いがあったんだけど、クーラーの効いた部屋で仕事してます(笑)。


それから、「松村博士の発掘ノート」は、松村博士が体調を崩しているために、しばらくお休みになるかと思います。
博士の体調が回復したら、また再開させて頂きます。