ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

失望・絶望・自己嫌悪...

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なんか、酷く落ち込んでいる。
「もう、こんなものなのかなあ...」
なんてね。

1日に、前々回台風の中84で回って優勝した、いけうち誠一氏主催の「バレンタインカップ」に参加した。
夏の大会は都合で出られなかったので、気分はディフェンディングチャンピオンとして。

天気は、朝から晴れ上がった美しい秋の空、風も心地よく、気温も半袖でもいいくらいの好天気。
コースは「易しい」と評判の紫あやめ西コース。
(この西コースは、東コースに比べて距離も短く易しいはずなんだが、私はなぜか東コースよりスコアがずっと悪い。)

言い訳と言えば、この2日夜からの家族旅行の時間を取るために、28日からずっと日に15ー6時間パソコンの前に座りっぱなしで仕事をやっていて、腰が張って痛かった事くらい。

アウト1番で3メートル程につけて、それをバーディー狙いで3パットボギーのスタート。
5番で左に行ったが、なんとか打てた...6番チーピンで林、7番ドチーピンで左隣まで...ここで林の中から帰って来れずに、林で4回打って8!
ドライバーがチーピン連発でおかしい。
サニーフィールズでは曲がってもそれほどではなかったが、今回は酷い。
普通に打とうとすると左に曲がる。
絶対に左にかないようにと、無理に打つと右に盛大にプッシュアウト。
9番なんて、右隣のコースのさらに奥のOB間際まで、コースを越えて曲がった。
なんやかんやで、こんなコースでアウト47。

こんなはずは...という思いのインコース
どうやってもドライバーのチーピンが止まらない。
たった440ヤードしかないロング二つ...スコアを考えればFWで良いのだけれど、おかしくなったドライバーをなんとかしたいと、過去得意にしていたパワーフェードを打つつもりでややオープンスタンスに構え、ボールを真っすぐに押し込んで行く意識で...振り切る!
イメージでは、これで低い弾道のボールが真っすぐに出て行き、その勢いが伸び切った頂点からゆっくりと右に戻ってくる....はずだった。
出たのは左に(スタンス通りに)出て行って、そこから急カーブで左に巻いていく...ドチーピン!
本当は前進ティー使用なのだが、もう一度ティーグランドから打たせてもらう...また同じ弾道のドチーピン!
やむを得ず、スタンスを戻して右にボールが出るように無理矢理振ると、今度はスライスして右の池。
結局このホール10!
次のロング、もう一度フェードを試す。
過去の(これを武器にしていた頃の)記憶通りに構え、珍しく素振りまでして...結果、左(ドチーピンまでは行かなかったが)OB。
勿論打ち直しは右に行って右OB(か池)...で9!

自分に怒るというより、深い絶望を感じた。
もう依然得意にしていたああいうボールは打てない、という事を認めなくては。
このドライバーの荒れようは、(やっぱりフェードを打とうとした)この前のブロガーズコンペの時と同じ。
呆れる程のチーピンは、ドライバーのスペックのためかもしれない...もう普通なら定年を過ぎる年齢で白マナのXシャフト、8・5度のクラブは、望む球筋を打つにはハードスペックに過ぎるのではないか...そんな「認めたくない事」を認めざるを得ない。
ただ、「ちゃんと当たれば、300ヤード近く飛ぶことは飛ぶ」のもこのクラブ...しかし、このチーピン連発にはそんな事を帳消しにしてしまう悲しさがある。

後半はそんな事で51。
トータル98は、情けないビリから3位。
(10年くらい前の「あやめ」の時も、凄く悪かった気がする...このコースは「自己ベスト更新のコース」とか言われているのに)

自分のゴルフを自分ごとゴミ箱に捨ててしまいたいくらいの、「情けなさ」。
古いメンバーに、「昔は神様のように上手かったのにねえ」と同情されたのも...思いっきりハートの奥に突き刺さる。

...今日の夜から、娘を連れての毎年恒例の家族旅行に行く。
今回は長女がどうしても有休を取れずに、家族3人(と一匹)なのが寂しいが...
少しゴルフを忘れて、その後で考え直そう。

若者にもハードスペックに過ぎるというクラブを、(老人用には絶対にしないが)「普通の」チョイハード目スペックに変えていく事を。
...こんな情けない思いとスコアを、二度と体験しないように。
目下、出るのは溜め息だけ、怒りで荒れ狂う元気なんてこれっぽっちもない。

そういえば気持ち的に素直に家に帰る気がしなくて、途中のパチンコ屋に寄って、その気違いじみた喧噪とタバコの煙の中で、ボーっとして「暗黒騎士」とやらを打っていたら...突然画面に「預言 幸福」と出て当たった。
...口惜しく情けない思いの、あやめのプレーフィーを返してもらった。

預言は幸福、か。
まだ今年は残っているし...な。