ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ありがとう! 戦っている人達

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被災地の支援は、自衛隊の人達の手で着々と進んでいる。
原発でも、本当に命がけで戦っている人達が居る。

こんな時に、どうしても手際が悪い、決断が遅い、あるいは判断が間違っている、等々の批判や非難の言葉が、事態の責任者達に向かう事は多い。
それは結果を見ての発言だから簡単だし、責任の無い立場からの当たり前の正論だから、声を大にしての批判は気持ちがよい事だろうと思う。
自分も、ついそういう責任者の態度を、現場の作業員達の行動と比べて非難しそうになる。
これは、やめるべきだと思う。
今、事態が激動している時に、他に適当な責任者が見当たらないのなら、現在の責任者を避難し責める事は、ただ事態を悪くする方向に足を引っ張る事のような気がする。

今は、応援するしか無い。
祈る気持ちで応援するしか無い。

本当に、彼等はよくやっていると思う。
海外のメディアから「brave 50」と賞賛されている、原発で実働している人達。
消防庁の人達。
機動隊の人達。
自衛隊の人達。
東電の作業員の人達。

本当に、命がけで戦っている。
この平和な時代に、自分の命を顧みずに戦ってくれている。
まだ幼い家族が居る、若い男達。
まだ童顔の残る男達。
サムライの顔をした壮年の男達。
誰も経験した事の無い事態に、一糸乱れずに戦っている。

涙が出てくる。
成功しても失敗しても、ただ「ありがとう」としか言う言葉はない。
「ありがとう」
「本当にありがとう」

でも、命は無駄にしてくれるな。
事態がどうにもならなくなったら、君たちではなく、もう十分生きた俺たちが代わって行く方がいいんじゃないか、なんて考えている。
もちろん特殊技能は無いから、ただ単純な事を(命がけの)人の手でしかできない事が残ってしまったら、の話だが。
我々団塊世代は一杯余っているよ。
人海戦術で済むものならば、最後に一花咲かせるのも悪くない。
そう考えている我々の年代の男は多いんじゃないか。

未来のある若者が、犠牲になる事は無い。
臆病者の俺だけど、腹くくる準備をしていたい。