ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2010全米オープン最終日

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さすがに、全米オープン
結局優勝スコアはイーブン...何時もの「アンダーパーなら優勝」という全米オープンらしい難しさとなった最終日だった。

優勝したG・マクドウェルは、4日間上位を維持し続けての勝利だった訳だから、決してまぐれなんかではなくこれから遅咲きの花を咲かす名ゴルファーとなる事だろう。
ずっと崩れずに淡々とラウンドを続けたのは見事な事だ。
そして2位に入ったG・アブレという、全く知らないフランスの選手...本当にコースの「パーおじさん」だけを相手にプレーし続けるような、静かなゴルフは最後の18番のパットに優勝をかけるところまで粘った「凄い」ものだった。
...特に相手があのタイガー・ウッズなのに、それに全く影響されずにタイガーより良いスコアで上がるってことは、彼もまた遅咲きの見知らぬヒーローなのかもしれない。

そして印象的な出来事二つ。

トム・ワトソンがこれが最後の全米オープンとして、4日間プレーした事。
結局最後は日本の石川より上位でのフィニッシュとなり、まだまだレギュラーツアーでも通用する事を示した...これで、全英オープンがまた楽しみになって来た。

もう一つ。
昨日のゴルフを見て、本命に感じたD・ジョンソンの「崩壊」。
2番での右プッシュ~左打失敗~ダルマ落とし~よらず~入らず~入らずのトリプルボギー。
そのショックか3番ティーショットのチーピンロストでのダボ...
その後は、緊張の糸が切れたようなゴルフとなって、82の大叩き...今日11オーバー。
才能にあふれたゴルファーなので、これがトラウマにならずに近い将来のメジャー勝利を目指して欲しいものだけど...当分ショックは消えないだろうなあ。

日本勢は、いまの実力はこんなものなんだろうと思う。
でも、一日はいいスコアを出せるのだから、全くダメな訳じゃあないだろう。
ただ、日本の試合もこのくらいの難コースでやっていなければ、これをなんとか出来るゴルファーなんて育たないだろうとも思う。
日本でそのような難コースに慣れる事が出来ないのなら、アメリカツアーへの挑戦をもっと頻繁にする事しか強いゴルファー(日本人でメジャーをとれるような)は育たないと改めて思う。

さて、残るメジャーは全英オープン
それ迄のゴルフシーズン、天気を見ながらもう少し楽しもう...