ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2013年全米オープン3日目

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初日の雷雨中断ですっかり予定が狂ってしまって、2日目が終わっても予選カットが決まらず3日目になっても予選を続けている状態でなんだかドタバタしている。

特に日本のテレビ中継では、松山ばかりが中心になって全体の試合の流れが判り難くてしょうがない。
日本のテレビ局はゴルフ中継をなんだと思っているんだろう。

という事でごゴルフチャンネル中心に見ていて、やっと試合の流れが判って来た。
全長7000ヤード無いというのに、メリオンというのは面白いコースだ。
200ヤード以上のパー3が3つに98ヤードのパー3が一つとか、300ヤードを切るパー4があるのに500ヤードを遥かに超えるパー4もある、とか....
それで、3日目が終わってアンダーパーが1アンダーのミケルソン一人、とは。

ミケルソンはメジャーの勝利は、マスターズ3勝と全米プロ1勝だけ。
今まで残した成績から見たら、どうしても全米オープン全英オープンのタイトルは欲しいだろう。
特に全米オープンは2位に5回もなっているんだから、この大会にかける気持ちは強いだろう。
今までにこれだけチャンスを逃しているんだから、もし今回勝てないようだともうチャンスは二度と来ないかもしれない。

コースの難しさ、距離の短さ、グリーンの状態などを見ると、一番こんなコースで力を発揮しそうなのがルーク・ドナルドだろう。
まだメジャー未勝利だけど、明日は最終組より前の組であまり騒がれずに回れそうなので、先に微妙なスコアで上がって居ればこのタイトルが転げ込む確率が非常に強い。
そう見ると、若さの一発のあるジェイソン・デイも「いつの間にか」という感じでスコアをまとめていれば、後ろの組がスコアを崩して優勝に手が届く、なんて可能性が高い。

個人的に好みで応援するなら、淡々と回るスティーブ・ストリッカーにヘイル・アーウィンの残した最年長優勝の記録を破って欲しいんだけど、この厳しいコースで体力・緊張感が続くかどうか...

変則的な日程の為に3日目を最終組の後ろで回った松山は、目の前で優勝争いをするミケルソンやドナルドのゴルフを見て自分との実力差を感じた事と思う。
明日、一つでもスコアを伸ばせれば大収穫だろう。

ウッズがじりじりと落ちて9オーバー...パットが全く入らない。
ある時代に一世を風靡したゴルファー達が、パットが入らなくなって一戦から消えて行った....そんな過去から何度も繰り返された光景を、今我々は目の当たりにしているような気がする。

(タイガーは長尺パターを使われたから負けたんじゃなくて、自分が入らなくなったから負けたという事だ...さすがに自分で長尺パターを使う事はないだろうけど。)