ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

ゴルフより大事なもの

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色々な方のブログを見ていると、熱心にブログ(特にゴルフブログ)をやっている方々の年齢は30代半ばから40代半ばの方が多い。
そして、記事に多いのが家族サービスでゴルフが...という話。

自分を顧みても、30代半ばでゴルフを始めてから40代が一番ゴルフに熱中した。
コースに入り、競技に出てハンデを上げ、4や6というハンデをとり、暇があれば練習し、週に一回はラウンドをしていた。
だから、諸君の「子供の事でゴルフが出来ない」というもどかしさはよくわかる。

でも、今の歳になってその年代を振り返ると、記憶に鮮明に残っているのは小学校に入るか入らないかの年齢の娘二人と散歩したことばかり。
近くの川の土手の上の道を、沈んで行く夕陽を見ながら手をつないで何時も散歩していた風景。
まるで頭の悪い犬を連れているように,あちこちの注意を引くもの全てに駆け出して行って触ってみる長女。
その後を遅れまいと必死に追いかける三つ下の次女。
その光景が折に触れて頭の中に蘇る。
...その時代のゴルフの事なんか思い出しもしないのに。

すでにあれから20年以上の時が流れ、娘達は成人し、自分の生き方をしようとしている。

...熱中したゴルフなんて、仕事以外ではさしたる記憶にも残らず、いくつかの優勝記念や入賞記念のカップのたぐいは,子供達の砂遊びの道具になった後,物置に放り込んである。
競技ゴルフでは自分の限界を思い知り、10年以上グレた後、数年前から楽しむゴルフに徹底して再開した...遊びの場は「オープンコンペ」として。

今、幼い子供がいるブロガーの諸君、先輩からの提言だ。
「今しかない」子供とのふれあいや付き合いを一番大事にした方がいい。
長く思えても、そんな時代は「あっ」という間に過ぎてしまう。
幼い子供とともに、「今を惜しめ」、「今を楽しめ」...ゴルフなんて、それに比べれば大した事は無いんだ。
その後、いくらでも打ち込める時が来る。

少なくとも「ゴルフのために」子供との付き合いを疎かにしちゃいけない。
ゴルフはあくまで遊びなんだから、それより大事なものじゃない。
本当に、時の過ぎるのは速いんだぞ。