ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

冬の札幌..雪祭りと車いす

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ゴルフに関係ない話題だけど。

義母の付き添い...というより車いす押し係としての「雪祭りツアー」。

これはとんでもない重労働だった。
札幌の町中も、会場も雪が降って凍り付いたままの歩道。
町中は所々雪掻きしてあるところもあるが、殆どは雪がつもって凍り付いたまま。
ここを車いすで押して歩くことがどうなるか。
漫画に描いた通り、温度が低かった10日は、凍っているために足が滑って、思うように押していけない...(雪のあるところは必ず傾斜がある)。
下りは、二人プラス車いすの重さが滑り出すと止まらない。
登りの段差は(雪のあるところとないところはかなりの段差になっている)、車いすの先の方の小さな車輪を浮かして、一気に勢いをつけて押していかないと上れない。
下りは逆に思い切りゆっくりでないと、ひっくり返る。
また、上ってしまってからも雪道は山形に丸くなっているために、常に横滑りしないように力を入れていないといけない。
そのために、気温がいくら低くても30分も押していくと、汗でびっしょりになって上のコートは着ていられない。
それに手袋をしていると微妙な力加減を出来ないので、素手でグリップを握っていなければならない。
雪が吹雪いている中、荒い息を吐きながら、身体から湯気を上げて、下着とシャツの2枚だけ着て汗かきながらの散歩...この日の夜、ふくらはぎがつった。

11日は朝から雪祭り見学だが、気温が上がったのと祝日で人手が見込めたらしく、融雪剤を大量に撒いていた...すると雪が融けて、柔らかくなる。
そうなると歩く分には滑らないのだが、車いすは車輪が潜ってしまって、前に進まない!

前の日の倍の力で、前方についている小さな車輪を浮かせて、まるでウイリーをするような形で力を入れて押していけば、何とか前に進む。
だからまた、他の観光客はオーバーに手袋、帽子の姿なのに、こちらはシャツ2枚に素手で、汗をかいて...
夜のライトアップの時は吹雪いてきたので、上にコートを着たけど、それだと暑いので前を開けて何とか...
この日の夜は太ももがつった...

やっと帰ってきた今は全身の筋肉痛と、腰が...

今は酒飲んで(摘みは買ってきたぞ!)、休養。
義母が喜んでいたのがなによりの救い。