ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

2020年全米オープン3日目

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「面白くなりそうだったら見る」なんて思っていた、今年の延期された全米オープン

「なんだよこのセッティングは?」なんて感じた1日目は、「予想優勝スコアが8オーバー」なんて言われていた割りにはバーディーラッシュでアンダーで上がるプロがゾロゾロ(つまんねー)。

ところが2日目にグリーンを硬くして風が吹いたらあっという間にアンダーは4人になっちまった。
結局上位には「実力者」と呼ばれるプロたちの中でも俺が興味を持っている連中が揃ってしまったので、3日目は朝から見る気になった。

すでにこういうツアーの連中のゴルフなんざ「ただの見世物」と思っているので、その技術だとか攻め方なんてのを参考にしようなんて気持ちは全くない。
ただの興味本位の「高みの見物」だ。

その興味の一番はあのハンマー打法のブンブン丸、ブライソン・デシャンボー。
そこに絡むのが、思い切りアウトに上げてインから下ろすループ打法のマシュー・ウルフ。
そしてそれほどの飛距離は無いものの、ハンマー打法に近いキレの良いスイングをするザンダー・シャウフェレが来ていて、そこに松山も来ている。
気持ちは松山に「日本人の男」としての「メジャー初優勝」の期待があるのだが、俺はあの松山のスイングは嫌い。

...誰が勝つかは判らないが、このメジャーの試合が終わればその優勝者のスイングが「世界一」とか持て囃されて、雑誌やネットで「みんなもやってみよう」になるはず。
しかし、デシャンボーのスイングは、みんなも体を鍛えてぶっ叩けるようなパワーをつけないといけないし、ウルフのスイングや松山のスイングなんて子供の頃からゴルフをやっている人間だから出来るスイング。
アウトに上げてインから下ろすウルフのスイングはインパクトが曲芸だ...とても大人になってから始めた素人が真似していいスイングじゃ無い。
「前傾を深くしてインパクトでジャンプアップする」なんて、そんなスイングを褒める人間を信用しちゃいけない。
この中で一番合理的と言えるのはシャウフェレのスイングだけど...真似できるならもう上級者だろうな。

 

でも、俺はファンとしてデシャンボーに優勝してほしい...スイングといいクラブへの考え方といい、彼が現代ゴルフの破壊者兼改革者なのは間違い無い...プレーは遅いけど。
自分のゴルフと関係なければ、こういう個性的なやつのゴルフが最高に面白い。
(俺は、彼の今のスイングは若いから出来るスイングだと思うから、どこか体に故障が起きるまでに、今までのゴルフを破壊し尽くして暴れまわって、輝かしい成果を残してもらいたい。)


明日も、「行けーーー!」って応援するぞ。

無責任に(笑)。