ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

f:id:ootataki02:20200121115844j:plain

「一寸先は闇」とは言うけれど...闇の中で「わからない」からこそ、人は生きても行けるんだろう。

自分の人生を思い返したって、何度もの「もしもあの時」のターニングポイントをギリギリ通過出来てきたから、今現在俺は生きている。
あの時選択を間違えていれば、今の俺とは全く違う人生を歩く羽目になっていた...「それが今の人生より良かったはずがない」と今の俺は思っている。

俺の周りでは「人生は悪路を必死にヨタヨタ進むもの」だったり、「人生はまるでジェットコースター」なんて声が多いが、それもしょうがないだろう。
誰だって、人生なんて初体験なんだから。
稀に「俺の人生トントン拍子」なんて声も聞こえて来るが、案外通して見ると「言ってる程差が無い」ようにも感じられる。
...大金持ちで豪邸に住んでいても、ボロ家に愛する家族と住んでる貧乏人より幸せだとは言い切れない...てのは貧乏人の僻みかな。
長く生きてりゃ、「金さえあれば大抵の幸せは買うことが出来る」ってのが、残念ながら世の中の真実だってのは認めざるを得ないし。

まあ、そんな事は他人と自分を比べるから出て来る「悪魔の誘惑」なんだと理解出来る頭があるなら、先の心配をする事より自分の今までの人生に感謝することが心の平安の源なんだと分かっているはず。
上から目線では言われたくない「身の丈」なる言葉が、自分の内からの言葉なら心落ち着かせるのに役に立つ。

 

しかし、その「先の心配」だが...今、うちの奥さんが体調を崩していて心配している。
考えてみると、俺の生活は炊事に掃除洗濯金勘定、その全てを奥さんに任せてやって来た。
俺のやって来たのはイラストを描くことと、ゴルフと酒飲みだけ...とても偉そうな事を言える身分じゃない。
今までの人生、いかにうちの奥さんの世話になっていたか、今更ながら焦っている。

 

俺は、俺一人で悪路を進んで来た訳じゃ無いって事だ。