ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

会津高原へ、酷暑を逃れて旅ゴルフ

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うちの近所が最高気温40度くらいになったから、酷暑を逃れるために「高いところ」に旅する事にした。
何しろ関東に住んでいたら、涼しい(筈の)ところに行こうとしたら高度を上げるしかない。
以前「北」に向かえば涼しくなるかと思って、ひたすら北上した時があった。
しかし結局、青森浅虫まで行っても、下北半島でも龍飛岬でも涼しくなかった。
津軽海峡を渡れば流石に別世界だったけど。

しかし高度なら500m上がるだけで確実に温度は下がる。
1000m上がれば下界とは全く別な清涼とした世界になるのは、そういう試行錯誤の後で体験してきた...緯度より高度なのだ。
それは今まで外れた事は無かった。
が、今年は違うという情報もあった...軽井沢が酷暑なんだとか...

それでも40度近辺の気温が続いていた25日、暑さからの脱出と「ほぼ」月イチゴルフのためにコースを探して、家から行きやすい会津高原たかつえCCへ「旅ゴルフ」に行って来た。
近所の鬼怒川高原でもよかったが、ここは鹿のフンが凄すぎるとわかっていたので。

以前は空いている夜に出かけるのが普通だったが、最近は「行く」過程のドライブもより楽しむために、前日昼前には出かけることにしている。
行きだけ東北自動車道で今市まで、そこから会津西街道を寄り道しながらのんびりと走る。
道の駅「たじま」までは外気温は下界と変わらず、車から降りると熱風が吹き寄せる。
ちょっと不安になりながら、もう20年以上前にお婆さん達が貧弱な屋台から始めて今や立派なお土産屋店(ここらで取れるキノコは美味かった)数軒を過ぎ、その先の三又交差点を野岩鉄道のガードをくぐりながら左折して檜枝岐を目指す。
その後一気に高度を上げてたかつえ高原手前の道の駅「番屋」へ。
ここで車外へ出るとさっきまでとは明らかに違う涼しげな空気...この夜の車中泊はここと決めているので一安心して、さらに奥の道の駅「尾瀬檜枝岐」へ。
その道の駅「尾瀬檜枝岐」について驚いたのが、アブの大群!
道の駅の駐車場に着くと、大群が寄って来てコンコンと車に当たる音がまるで雨の中のよう。
窓に何匹もとまって来て、ドアを開けられない....群が少し少なくなった気に急いで外に出ても、人の周りもブンブン音を立てて飛び回って落ち着けない。
車に入るときには気をつけていても何匹か車内に飛び込んで来て、それらを退治するのに大騒ぎ。
ここらは「こんなことは記憶にない」と地元の老人がいうほどアブが多かった。
しかし、道の駅「番屋」にはそのアブはほとんどいなくて、涼しい一晩を過ごす事が出来た。
そして少し早かったが翌朝7時にたかつえCCへ。
着替えると、コースの人に「前がいないので涼しいうちにいつでもスタート出来ますよ」と言われて、準備体操もなく即スタート。
 
7時半スタートでハーフ上がって9時、「そのままスルーで回れますよ」と言われたので、ラウンド終わったのが10時半...結構アップダウンのあるコースに後半ハーフは足に来た。
心配していたアブの襲来もあまり無く、鹿のフンももちろん無かったし、一部コース内の芝が痛んでいたが、グリーン・バンカーはともに綺麗で、各ホールは変化があって面白い。
脇を流れる小川や、あちこちに立つ白樺が高原の雰囲気を醸し出し、周りの山々の緑が実に美しいコースだった。
ただ下界より涼しいとはいえやはり夏、木陰は涼しいが日が差すとジリジリと日に焼ける暑さに、コース内に入れないカートからのショット度の行き帰りで結構疲れた。

ただ気になったのは、来客の少なさのせいかあちこちに経費削減の努力の跡が感じられ過ぎる事。
まだ東北大震災の影響が残っているようで、少し心配だ。

結局昼食を取っても11時半、風呂に入って12時半には帰りのドライブに出発出来た。
土産類をあちこちの来るときにチェックした店で買い、い今市からは「今まで通ったことのない道」をテーマにしてカーナビに設定して、一期一会の楽しみを追いかける。
「こんなところにこんな城跡が」とか、「こんなところにこんな古い神社が」とか...多分もう二度と通ることのない道を、楽しみ尽くす。

のんびり休んだり食べたりして帰っても、家に着いたのは午後7時過ぎ。
それほど疲れることもなく、いい旅ゴルフだった。
     
ただ、高原から降りて来た時に、だんだん下界に下りて行ってもぜ前日に来た時にあの酷暑の雰囲気が消えていて、意外に涼しかったのが不思議だった。
今日はもう朝方が涼しすぎるくらいで、「これじゃあ、あの1000mの高原と同じじゃないか」なんて...なんでだ?



(ヒッコリークラブの試打結果や、使った古い糸巻きボールの驚いた結果はまた後日)