ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

今は、夏が嫌いだ...

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もうね、外に出たくないんだよね。

ちょっと買い物に自転車で太陽の下を走っただけで、腕や首や日に当たっている所からジュージューと焦げて来てる様な気がするし、ドッッと吹き出した汗がザラザラの塩分を残して蒸発して...

サングラスを忘れた目には、横断歩道の白い塗料が強烈に反射して眩しくてたまらない。
口から入る空気は既に体温より高く、吸い込むとまるでお湯を飲んでる様な感覚。
通りに残る街路樹のわずかな日陰だけがまるで砂漠のオアシスの様に感じられる。

今までだったら暑くなると軽くなっていた腰痛も、身体を前後に曲げるだけで激痛が走るのが治らない。
ブログの読者の方々に教えてもらった、腰痛体操やストレッチ、それに名古屋の整皮師の方に教えてもらった整皮というのも見よう見まねでやっているが、どれも少し痛みが軽くなった様な気がするけれど腰の状態が治るというほどにはならない。
バランスボールに座って仕事をしているとイスに座っているよりも腰痛の度合いが軽いので、痛みを我慢して背筋を鍛えるのはありかもしれない。
まあ、腰が多少良くなったとしても、身体がこの暑さに慣れるまではゴルフをする気にならないだろうけど。

若い頃、夏という季節にはきっと普段の生活とは違った何かのドラマが起きる...なんて根拠の無い期待を毎年していた。
例えば、輝く太陽の下での出会いとかハプニングとか...結局いつも何にも起きなかったけど。

夏が本当に特別な季節になったのは、結婚し娘が二人出来てから...その下の娘が歩き出す前に、毎年真夏の房総の根元キャンプ場で1週間から10日間の「ただいるだけのキャンプ」をする様になった。
ここには私のイメージの夏に近い、「青い海」と「青い空」と「入道雲」と「白い砂浜」と「魚や色々な生物のいる磯」があった。
この自分にとっての「夏」のイメージを、娘達に毎年体験させたいというのが行き始めた動機だった。
始めのうちこそ、バーベキューだの花火だののイベントをしてみたが、回数を重ねるうちに「ただ海の側にいる事」が優先されて、余計な生活の「手間」をかける事を省略して行った...かわりに温水シャワー室やら、昼寝のスペースを整備して行って。
後年娘達に、その期間の体験は「夏の風景の原点」となった、と聞いた。
その夏の一週間が一年の暮らしの中心ポイントとなり、毎年来る「夏」を楽しみに待ち焦がれる大きなイベントとなった。

20年以上続いたその夏のイベントも、子供が大きくなり学生生活を終えるとともに終わった。
娘達はもう学生時代の「夏休み」のように、一週間以上の休みを取る事が出来なくなった。

その後のキャンプに行かない夏は、暑さに負け、光に負け、吹き出す汗に耐えかね、ただ冷たいビールだけが救いの、「早く通り過ぎて欲しい」だけの季節になってしまった。

ゴルフに熱中していた時代には、真夏のゴルフを平気でやっていたけれど...それも十年以上前の話。
今はこの太陽の下での「暑さに耐えながら」のゴルフは全くする気がない。
そのかわりに、もう少し身体が暑さに慣れたら、ナイターゴルフか高原ゴルフを考えてみる。
そして、この先も腰の痛みが何とかならない場合は、ゴルフの時だけ腰にサポーターを巻いてやるしか無いだろう。
その場合は、腰が動き難い為にスイングもグリップも変える。
考えているのは超フックグリップに握って、ハンマー打法「もどき」のインパクト最優先のゴルフ...多分そうしないとゴルフを楽しめないだろうと覚悟している。

...が、まだ今は全然ゴルフやる気無し。
とりあえず冷房の効いた室内で、腰痛対策を懸命に実行してみる事にする。
...外は今日も35度越えだそうだ。