ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

大原御宿GCで冬旅ゴルフ

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最低気温が零度前後になってからは、とてもホームのある栃木の山奥なんかにゃ行く気にならない。
雪が降ってても、日が上がれば解けるかもしれないなんて...銀世界をランクルBJ44を走らせて、積雪30センチくらいの雪の中コースの駐車場迄4駆で走った、なんて情熱の日々はもう30年以上前の昔語りになっちまった。
もう池の水が凍る様な冬の季節のゴルフなんて、余程の約束が無い限り全く・全然・完璧に「する気」にならない。

なので冬の季節にゴルフを遊びたい時には、天気予報の「気温の高い天気の良い暖かい日」を選んで、主に房総方面でのゴルフと言う事になる。
それにしたって一冬に1~2回程度だけど。
今回は私の心臓のドタバタなどで、いつもにも増してゴルフに行く回数の少なかった奥さんへの感謝と25日にある漫画家忘年会コンペへのヒッコリーゴルフが可能かどうかのチェックをするつもりの「旅ゴルフ」として、大原御宿GCだった。
初めは21日に予約をとったが、気温や天気の情報を調べてより天気が良く暖かいと言う予報の19日に変更した。
いつもの様に前夜出発して、近くの道の駅「たけゆらの里おおたき」にて車中泊
本を読みながらのささやかな前夜祭で翌日のゴルフを思い、羽毛布団にくるまっての車中泊は、寝ている時には寒くはないのだが...翌日朝6時の起床時間には車全体が冷えきっていて(今迄のキャンピングカーの様にガスFFヒーターなんてついていないので)、エンジンをかけて車のエアコンで車内を暖めてからでないと布団から出られない。
良く晴れた朝は良く冷えて、空気は旨く景色もきれいなんだけど、顔を洗う水は氷の様に冷たい。

コースには7時前に入り、7時半のスタート。
グリーンが霜で真っ白だったので、ヒッコリーにするか迷った...が大事を取って、午前中は今迄の現代兵器で軽く行く事にした。
気温が低いので体も固く、ミスしてクラブを折ったりする危険があったので。
まあ普通にスコアは、ダボ(3パット)・バーディー(1パット)・ボギー(2パット)・パー(1パット)・パー(2パット)・ボギー(2パット)・パー(1パット)・トリ(池ポチャ・3パット)・ボギー(2パット)で43。
こんなもんだろな、って事で昼休みの時にキャディーバッグ交換。
インはヒッコリーで行く事にしたのだけれど...早いスタートで2時間かからないで回ってしまったので、休みは1時間以上。
やっとインのスタート時間になった時には、なんと天気予報では言っていなかった「冷たい強風!!」。
前にやった漫画家コンペのときの様に、止まっていたボールが動き出してグリーンからこぼれる程ではなかったものの、普通にボールは持って行かれてパッティングのボールも風でラインが変わる程度の強風。
アウトの現代兵器に現代ボールならそうでもないと思うけど、ヒッコリーに古い糸巻きボールではもの凄く風の影響を受けるで「ちょっとだけ」ヒッコリーに糸巻きのオールドスタイルに変えた事を後悔。
とりあえずやれる事は、ドライバーで低いフックを打つ事・アイアンで低いボールを打つ事(本当は低いフックで転がしたいけど、ヒッコリーシャフトは「捻れ」に弱いのであまりインテンショナルには曲げられない)。
で結果は
パー(2パット)・ダボ(3パット)・ボギー(2パット)・パー(1パット)・ボギー(2パット)・トリ(2パット)・パー(1パット)・ボギー(2パット)・ボギー(2パット)で45...
風の影響を考えると、オレにとっては現代兵器も昔のクラブもスコアは変わんないって事だな。

ただし今回はヒッコリークラブと言っても、(寒さの為の破損が怖かったので)余程良いライの所以外は現代に作られたタッド・モアのヒッコリークラブが中心だったので、こういう結果になったのかもしれない。
現代に作られたヒッコリークラブは写真の様に、ちゃんと「バンス」がついているので、例え凍った地面でも突っかかる事が少なくて、小さなミスで壊れる恐れは昔のものよりずっと少ない。
ただし、感触は昔のものよりかなり劣る(個人の感想)。

確かにヘタになった、と自分の力を感じる。
でも、それでゴルフがつまらなくなったのではなく、こんなもんのスコアでのゴルフが楽しい。
特に今回、今の俺はヒッコリー以外の進化した現代クラブでガンガン言っても、ヒッコリーでシンプルに大人しく言ってもスコアはほとんど変わらない、と言う事がはっきり判った。

これは喜んでいい事なのか、悲しむべき事なのか、よく判らないんだけどね。