ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

納豆との再会

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もう今日から8月だ。

昨日31日から続く24時間心電図の取り外しと、中原先生との手術後2ヶ月半の診察があった。
昨日は結局一日クーラーをかけた家の中で過ごし、心臓に負荷をかける事が出来なかったので心電図には異常は出ないと考えていた。
しかし今日の朝、蒸し暑い中を病院に向かった時に脈の「飛び」を感じた...思わず「やっぱりまだ出るのかよ」なんて不安が過る。

心電図計を外す時に、あれだけ大人しくしていても汗でいくつかの接点が剥がれかけているのを見て、「運動していたら、絶対に剥がれてしまったなあ」と技師の忠告に納得。

そして先生の診察。
「良いですね、上手く行っています。」
(私)「飛ぶ事があっても、すぐに戻ります。」
「もうバラバラになる事は無いと思いますよ。 これならワーファリンはやめても大丈夫ですよ。」

....

(私)「え? ワーファリンを飲まなくてもいいんですか。」
「手術後の経過が良ければ、2ヶ月くらい経てばワーファリンをやめるのが普通です。」
(私)「いやあ、ワーファリンは血栓の出来るのを防ぐ為に一生飲み続けるものだと思っていました。」
「酷い不整脈が出なければ、飲み続けなくても大丈夫ですよ。」
(私)「でも、時々飛ぶ事はあるのに、本当に大丈夫なんですか?」
(私)「脳梗塞になるのは、本当に避けたいんですけど」

「そんなに心配でしたら、もう出ないと思いますが...酷い不整脈が出た時に飲む薬を出しましょう。」
「以前の様な酷い不整脈が30分以上続いた時に、一錠飲めば大丈夫ですから。」
「これをゴルフをやるときなどに、必ずお守りとして持っていて下さい。」
「それなら安心でしょう。」

「これからは、納豆も食べられますよ。」

おお! 納豆!
考えてみれば、ワーファリンを飲むようになって10年以上、納豆をちゃんと食べてなかった。
納豆に含まれる納豆キナーゼとかいうヤツが、ワーファリンとぶつかって害をなすと言う事で、「納豆禁止令」が出ていたのだ。
納豆と言うのは子供の頃から普通に食べていたので、時々無性におかずとして欲しくはなるけど、好きでしょうがないと言う程でもなかったので我慢は出来た。
でも、酒の摘みとしての納豆料理だとか、お餅に巻いて食べたりとか...他の人が美味しそうに食べているのを見ているのは、本音を言うと寂しかった。

そうか...カテーテルアブレーションで不整脈が出なくなれば、ワーファリンも必要なくなり、納豆も食べられるのだ。
そこ迄は考えてなかった。
薬は飲み続けなくていはいけないし、納豆は死ぬ迄食べる事は無いと自然に思い込んでいた。

,,,だから、カテーテルアブレーションは根本的治療なのか...

あらためてそんな事に気がついた今日の診察だった。
あとは、以前なら確実に不整脈が出るいろいろな状況で、少しずつ「大丈夫!」と言う事柄を増やして行こうと思っている。

楽しみだ。