ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

暴風雨の大原御宿GC (タコスケカップ忘年ゴルフ)  (2016年12月28日)

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27日、大原御宿GCにて漫画コンペ「タコスケカップ」の忘年杯。

前日もマグレガーGCで1日目コンペがあったけど、それは仕事の都合で不参加。
その夜の勝浦ホテル三日月での忘年会から参加。
これは面白かったが、みんなの心配は翌日の大原御宿GCの天気。
ともかくピンポイント予想で、気温は18度から19度になるものの、15~16メートルの強風と雨予想...要するに「嵐」の天気だと言う訳。
確かに朝のホテルからみる太平洋は白く波立ち、窓には雨や潮が打ち付けて来る様な荒れ模様。

本来なら絶対にラウンドしない天気なんだけど、宴会で盛り上がった気分のまま「天気予報も外れるし」「俺がやる時には雨は止むんだ」とか、みんな何となく「奇跡」が起きる様なつもりになっている...なんでこういう親父達は、ゴルフに対して能天気な希望願望勘違いの気が強いんだろうかねえ(俺も含めて)。

そりゃあ、直前ピンポイント予想が「好天」になんか外れるはずも無く、木々が殆ど無く、山の上で海から強風が直接吹き付ける大原御宿GCじゃ、あのぶっといソテツだかヤシの木だか迄が風に撓っていましたさ。
もう、グリーンのピンなんかあの全英オープン強風時のピンより撓っている始末。
これで雨が降ってなければ、俺なんか大喜びのラウンドなんだけど...

あいにく強い霧雨状の雨が、風に乗って白い波の用に身体に打ち付けて来る。
遂には後半スタート時にはグリーンに川が出来る程、水浸し。
雨具を持ってない俺は、もうズボンからパンツ迄びしょ濡れで、気温が高くなければ完全リタイヤしている所。
ゴルフ自体も、イラストに描いたように「ナイスアプローチ」なんて1mくらいに寄ったボールが、ボールをマークしようとする前に強風に煽られて動き出して、砲台グリーン下迄転げ落ちたり、1mの乗りパットを30センチオーバーした瞬間に突風が吹き、動き出したボールは風にあおられて後ろのカラー迄転がって行ったり、マークしたボールを置いてアドレスしようとした途端に風でボールが動きだし、そのままグリーン外まで転がったり....2オンとか3オンしながら、スコアが8とか11とか(笑)。

そんな中で、この日は徹底して昔得意だったパンチショットを打って行くと、だんだん感覚が戻って来て、その強風の中180yから100y未満迄アイアンが切れまくったのが嬉しかった。
ともかくフェアウェイにボールがあると向かい風から追い風迄、気持ち良くピンに絡み、ワンピン以内のバーディーチャンスは5回...ただし、情け無いくらいパットが入らず、バーディーはたったの1個だけ(3パットが2回ね)。

スコア的にはティーショットで(ちょいラフのはずが)ロストがあったり、1wが風に流されてバンカーふちに目玉になってアンプレヤブルとか、2オン3オンしたのにグリーンから風で落とされたりした大叩きがあって、47・51の98で7位。
不思議な事に上位に行った人ってのは、上手い具合に打つ時に風が弱まったり、グリーン上での笑い話の様な風のいたずらの犠牲にならない人...これは多分、この日「ゴルフの女神に愛された人」って事なんだろうなあ。

しかし、
昔得意だったパンチショット...こんな強風だからやってみたものだけど、「俺は昔はこんな風に打ってピンに絡めていたんだ」って事を思い出した。
一緒に回った方々も、このパンチショットには目を丸くしていて、「あんなショットは見た事が無い」と...彼等は俺より十年くらい若い人達だけど、彼等の時代にはもうパンチショットを打つ人なんて周りに居なかったから、「初めて見た」なんて言いながら興奮して「自分も打ってみたい」なんて言ってくれた事が嬉しい。

強風の中、地を這って低く伸びるボール、ピンそばでピタッと止まるボール...打っていた自分が最高に気持ち良い、いい2016年最終ラウンドとなった。


気持ちいい思いをした後で、とりあえず、これでゴルフは冬休み。
来年の事は来年に。