ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

アンカリング禁止ルールの詳細

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まだ初打ちもしていないが、そんなテンションを引き下げている一つの要因が今年から施行された「アンカリング禁止ルール」。
去年迄の情報だと、「グリップやグリップエンドを身体で固定していけない」程度の事しか伝わって来なかったが、「二足のワラジスト」のまもさんが「JGRAプロフェッショナル第一回学科講習会」とか言うものでその辺の細かい情報を教えてくれた。

今回はまもさんの記事を参考にして、「アンカリング禁止」の具体的な例をまとめてみた。
まず、以前から言われていたように「グリップやグリップエンドを身体につけて固定してはいけない」。
これは固定すると言うより、身体に触れていてはいけないと言うこと...実際に固定していなくても(に触れるくらいであっても)、見た目で「アンカリングしている」と見られたらアウトのようだ。

気をつけなくてはいけないのが、「前腕部」が身体に触れていても「アンカリング」と見なされると言う事。
グリップエンドが身体から離れていても、前腕部が身体についていれば「アンカリング」。
普通のロングパターの打ち方では勿論、サイドサドル型に変えていても左の前腕部を身体につければ「アンカリング」。
あくまで箒で掃くように身体から両手を離していなくてはいけない。

そしてプロ達が色々試行錯誤していたうちの一つ、左腕にシャフトをつけるパッティングというのも、これは上腕部迄シャフトをつけてしまうと「アンカリング」。
このスタイルの場合は前腕部迄ならセーフと言う事なので、気をつけて。

変わった所では、屈んで前腕部を足などに触れて構えると「アンカリング」。
上腕部を絞って胸につけて構えるのはセーフと言う事らしい。


結局、簡単に言うと「グリップ・グリップエンドと前腕部を身体につけてパッティングしていけない」と言う事だ。
こちらとしては、腰を痛め無いように腰をなるべく伸ばしてパッティングしたい訳だから、「今迄の様な普通のロングパターの打ち方でグリップや前腕部を身体につけないようにして打つ」か、「サイドサドルで左前腕部を身体につけないようにして打つ」の二つの方法しか無いだろう。

本当は今迄と同じ打ち方で知らんぷりで楽しむつもりだったけど、ルール資料の大きな部分で「ローカルルールでもアンカリングは絶対に違反とする」と言うような事が書いてあるので、これからはわざとらしく腕を離して使わなければ「あんなルール違反を平気でしている」と言うような目で見られる事になるんだろう。
楽しみでやるゴルフでも、ルール違反じゃないとわざとらしくやらなければ色々不愉快な目に遭いそうだ。


何故そんなに強引に「アンカリング」を違反としてしまうんだろう?
以前から書いているけど、そんなに「入る」んだったら、何故プロがみんなアンカリングして打たなかったんだ?
命と未来を賭け、必死でプレーしている一流未満のプロゴルファー達が、ルール違反じゃなかった時に何故「絶対に有利である」と思うパッティングをしなかったんだ?
愛する人や家族に楽な生活をさせる...勝てば一編で生活が変わる、そんな中で何故みんながアンカリングをしなかったんだ?
,,,やってみたら特別に入る方法じゃなかったからだろう?
「あと一打で」「あのパットが入れば」と言う世界で、飛ぶドライバーや正確なアイアンを欲しがるプロ達だもの、「絶対に今のパットより入る」んだったら絶対にやるはずだろう。


R&Aのクソジジー達!
アンカリングを禁止するなら、絶対にアンカリングしたパットの方が普通のスタイルより入るっていう科学的な証拠を見せろよ。
腰が痛くて普通のパッティングスタイルじゃゴルフを楽しめなくなった人達に、ゴルフを楽しむ機会を奪って何が「ゴルフの精神」で「ゴルフの伝統」だよ!


ああ、もうしばらく冬眠だ。
近々また雪が降るって事だし。