ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

さて、この秋のシーズンスタートに

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今日の夜家を出て、明日栃木のホームコースでリハビリラウンドをして来る。
当然スコアはつけず、かなり良い感触のある「ハーフショット練習」のコースでの手応え調べだ。

テーマは今までの感触で言う「フルスイング」を絶対にしない事。
実際のラウンドでは、ハーフショットのつもりでも景色に影響されて力が入るのはしょうがない事と考える。
そのかわり、常にドライバーも含めて「フルショットはしないで極力ハーフショットに近付くように努力する」....実際にはクォーターショットになるだろうけど、「ハーフ」を打とうと努力しての「クォーター」ならそれで構わない、と。

ほぼ一ヶ月振りの通常ラウンドだけど、天気は上々。
前夜祭も道の駅でやり、夫婦で緑上秋の球打ち散歩を楽しむつもり。

予定では、明日のラウンドで実戦でのハーフショット練習の成果を確かめ、オープンコンペやもう一度の旅ゴルフをした後、月末の天気が良ければ久しぶりの月例参加で仕上げ...と考えている。
まあ、上手く行ったらの話ではあるけど。

...忙しかった仕事が終わったが、その中の一つ単行本でのイラストがもめている。
問題は、明らかに著者の勘違いか間違いと思うイラストを、その通りに描かなくてはいけないか、と言う事。
「これは間違いです」と指摘すると、著者が感情的になってそう描けと言い張る。
私の仕事歴で、そんな事を良いやり方として描いた事は一度も無く、逆に悪い例として描いて来たものを「そう描け」と言う。

まあ、一般的には「イラストレーターなんてのは著者の言う通り描けばいい」のであって、著者に対してあれこれ言うのはタブーなんだろうけど....
以前、他の雑誌のイラストで「あれ、これはおかしいな?」というのがあったが...そう描けと言う仕事なのでそう描いたら、長い付き合いの他の媒体のゴルフ担当編集者に「ゴルフ知ってるのにこういうの描いちゃダメだよ」なんて注意された事があった。
それ以来個々のやり方の違いではなく、明らかな間違いと言う場合は科学的な説明もして「普通はこういう風に言われていますが」とか「他の雑誌の仕事ではこれは間違いだといつも描いてきましたが」とか言って修正して来た。
しかし、今回の様に「それで良いんだ」と言われると....本と言うのは文を書いた「著者」のものであって、印税も著者にしか行かない(イラスト料は買い取りのみ)。
いくら著者のイラスト指定の間違いを修正して描き直したりしても、所詮イラストレーターはその本に何の権利も無い。
いくらイラストレーターが違うと言っても著者が言い張ればそう描かなくては仕事にならない...しかし本が出た後は、その間違ったイラストを見て「このイラスト間違ってる」とか「このイラストレーターゴルフ知らない」とか言われてしまうだろう。

結局今回は私の正しいと思っているイラストと、著者の言う通りのイラストの2種類を描いて、「もし、著者の言う通りのイラストを使うなら、私の名前はイラストレーターとして本に載せないで下さい」と言うしかなかった。

イラストレーターが間違えたとは絶対に思われたくないので....著者の言うままどんなトンデモ理論でも黙って描いてりゃいいのに、こんな事で頭に来ているなんて仕事で稼ぐのに向いてないよなあ、オレの性格。


(この件、皆さんの意見を聞く為に後で詳しく書くかも)