ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

超クローズドスタンスとファットシャフトアイアンと

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腰の状態をレントゲンで確かめて以来、腰痛持ちとしてのゴルフをどう続けようかずっと考えていた。
普通にスタンスして前傾しただけで痛むんだから、そのまま痛みを我慢して同じ様なゴルフを続けるのは無理というもの。
だからといってゴルフをやめたくはないし、いいゴルフもしたい。

スタンスを軽く立つ様にして(腰を殆ど動かさない)ダブルオーバーラッピンググリップでのゴルフや、棒立ちのままの(前傾の少ない)超フックグリップでのハンマーもどき打法は、何度か試してみたが納得出来る結果はでなかった。

そこでグリップは今までと同じで、楽に(腰に痛みが来ない様に)立つ方法が無いかと試行錯誤して残ったのが右足を極端に引いた超クローズドスタンスでのゴルフ。
これは、以前ラウンド中に急に腰が痛くなって普通に振れなくなった時に何度も使ったスイング。
バックスイングで肩が楽に廻る様に成るので、腰を使う意識が無くても飛距離はそれほど落ちない。
何より、片足を後ろに引く事で腰の痛みは緩和されて、短いクラブでもわりと楽に構えられる。

今回秋の絶好のシーズンだからという事で二日続けてのラウンド予定を決めた時、ひょっとすると二日目は腰痛が悪化して出来ないかもしれないという不安があった。
そのかわりこの新しいスタンスのスイングで二日間楽しめたら、このあとこのスタンスで新しい自分のゴルフを仕上げていく楽しみが出来る、という希望もあった。

結果は...二日間2・5ラウンド、酷い腰痛に苦しむ事無く楽しめた。
決まり!
私、これからこのスタンスで楽しみます!

ただし問題点はある。
まずドライバーは1日目にXシャフトより柔らかい方が良いと思ったSXのものを使った。
これは460ccの容積の為か、45インチのシャフト長の為か方向が定まらず、大量のロストボールを量産する結果となった。
面白い事に2日目に、それではと使った(もう使わないと決めていた)44インチXシャフトドライバーを使ったら(コースが広い事もあって)まあまあ無難な感じで使う事が出来た。
曲がりの幅がSXシャフトのものよりずっと少ない。
3Wは当たりさえすれば一番安定していて良いのだが、今回は頭たたきのチョロが2~3回出た。
超クローズドスタンスでのボールとの距離と、スイング中の前傾角度が保てなかった為だろう。
アイアンではそういうミスが出なかったんだから、ボールとの距離やボール位置の問題かと思う。

アイアンは、ファットシャフトの特性がよくわかった。
ネックが太いこの形状は、評判通りフェース面での当たり損ねを実に良く助けてくれる。
「あ、先っぽだ」とか「ネック側だ」なんて感触の打球が、ものすごく頑張って耐えてくれる。
おかげでショートホールは殆どグリーンオンする事が出来た。
ただし欠点もあって、カーボンRシャフトのアイアンは芯を食うと(クローズとスタンスという事もあって)フック球になり左カーブで予想以上に飛んで行く。
結果、「ちょっと当たりが悪い」と感じた打球の方が、「良い当たり」と感じた打球よりずっと結果が良かったりする不思議な事になってしまった。
ただしこれも、1本だけ持っているセベケンさんより頂いたスチールファットシャフトの7番アイアンを使ってみると、カーボンよりずっと強い打球になり芯を食っても酷いフック球になったりしない。
こうなるとスチール製ファットシャフトがベストな選択と思えるんだけど...

実はこのアイアン、ネックの太いシャフト特性の為かキャビティー構造のヘッド形状の所為か...曲げようとしても曲がってくれない。

あれ?  と思う。
超クローズドスタンスにして、腰も不安が少なくなって、ボールにきちんと当たる様になるのなら黒トップだっていいんじゃないか?
超クローズドスタンスはアイアンショットの場合、感覚として左足一本で立っている様なもの。
なのでスエーに寄るダフリトップは殆ど無くなり、ボール位置によって打ち込む意識が無くてもダウンブローに入りやすくなる。
ならば、打感が良くて曲げる事が出来る黒トップの方がゴルフの楽しみは大きいんじゃないか?
おまけにこのスタンスだと3~4番アイアンがちゃんと当たることがわかったし。
これなら2番だって1番だって使えるか知れない。

この辺はこれからの課題。
試しに次のラウンドは(まだ決まってないけど)、このスタンスで黒トップ2番から使って試して見るつもり。