ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

下手なゴルファーほど、自分のミスを「不運」と言いたがる

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「下手なゴルファーほど、自分のミスを『不運』と言いたがる」...スコットランド古諺。

「いや、そんなことはない」「実際に俺は運が悪い事ばっかり」、なんて思っているゴルファーが多いだろう。
でも、こんなケースを考えてみるとどうだろう。

ティーショットはフェアウェイ右サイド、残りは150ヤード。
池が張り出していて、そこからグリーンを狙うとどうしたって池越えになる。
しかし、150ヤードの距離ならグリーンに乗せる自信がある。
...ところが...
ボールのライがちょっと悪い...ディボット跡の中とか、芝が薄いとか。
さてどうする。
まあ、150ヤードなら上からきっちりと打てれば「多分」大丈夫だろう...
それに、この距離を刻むのもしゃくだし...

結果、思ったよりも深く入ってダフりショット。
当然ショートして、ポチャン。
「あ~、くそ! 運が悪いなあ!」

これが、「下手なゴルファー」ってこと。
つまり、こういうミスをする可能性が大きいと判っているのに、あえて「上手くいけば」「運がよけりゃ」なんてショットをして大失敗するのは、「運」のせいではなく「自分の実力のせい」...自業自得って奴。
「ライが悪い・池越え」という状況を考えた時に、「上手いゴルファー」なら「池を避けて刻む」という選択肢を選ぶはず。
決してこういう場面では「運任せ」のショットはしない。
だいたい我々クラスの「運任せのショット」なんて奴の成功率は、絶対に5割にも達していないはず...良くて3割...下手すれば、かって一度だけ成功した記憶がある、なんて程度だったりする。

身に覚えがあるだろう。
勿論自分にもある(山ほどある)。
反省しよう。
ギャンブルショットの成功か失敗は、「運・不運」ではない。
全部自分のせい...上手くいったときだけ「これは運が良かった」とゴルフの神様に感謝すればいい。

自分のミスというのは、ショットだけではなく状況判断も含めての事。
いい加減な状況判断で、「たまたま」上手くいったショットなんて実力でもなんでもない。
上手くいったら「自分の実力」、失敗したら「運が悪かった」じゃ、ゴルフの神様が本物の幸運を分けてくれる時なんか永久に来ないかもしれないぞ。

この言葉、しっかり頭に刻み付けておく事だ。