ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

スイングを変える

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私は仕事として20年以上ゴルフのレッスンイラストを描いて来たので、スイングレッスンの知識としてはレッスン書数十冊分の「知識」はある。
今までにいったい何十人のプロやレッスンプロのレッスンを聞いて来たことか...

が、そんな耳から入った知識と「自分が出来る」ということは全く違う。
だから普通の人がゴルフを始める時に、「独学で本を読んで」という人がいたら百パーセント「まずレッスンプロに教わった方がいい」と言う。
半端に「上手い」という人ではなく、合理的な教育プログラムを持った「レッスンプロ」に教わるのが一番の上達の近道だからだ。
勿論個人レッスンは高くつくから、練習場などのプロが教える「ゴルフスクール」みたいなものでいい。

問題は、既に自分のスイングが(自己流で)固まってしまった人の、スイング改善だ。
...これは、本当は高松志門プロの言うように、「一度バラバラに壊してしまわなくちゃあかん」のだけれど...
ボールがフェースに当たらなくなるほどにスイングを一度壊してから、一から作り直すのには相当の時間と忍耐と金がかかる。

で、金も時間もない「普通の」ゴルファーはどうしたらいいか、と言うと...クラブを換えるのが一番いいんじゃないか、と思う。
ただし、新しい流行の新兵器を買うのではなく、「そうしか打てない」というクラブを探して使うのだ。

例えばが、黒トップというアイアン...スクープソールで、ダウンブローに打ち込まなくてはボールが上がらない。
すくい打ちスイングの人が使うと、殆どトップか大ダフリになる。
嫌でも上から穴を掘るくらいに打ち込むようになる。
...我慢して使っているうちに、すくい打の癖はなくなる...ただし、今度は私がなったように打ち込む意識が強くなり過ぎて、手が前に出て右肩から打ち込みに行くようになるだろう。
そして左への引っかけとかシャンクが出て止まらなくなる。

そうしたら、今度は少しバンスのついたアイアンに換えてみる...これも、最新のポケットキャビティーではなくハーフキャビティーのプロモデルくらいがいい。
その見た目の形状により、今度は打ち込まなくても大丈夫という意識になり、「手を前に出す」ではなく「手を下に下ろす」という感覚でスイング出来るようになる(以前のすくい打ちには戻らない)。
クラブに合わせて打っているうちに、こうやっていいイメージのスイングに近づいて行く、って訳だ。
...そうなるとドライバーも、いいイメージになってくる。

黒トップを使ったイメージからそんなことを感じていたんだけれど...どんなもんだろう?
案外上手くスイング変えられそうな気がするんだけれど。

勿論、結果に責任持てませんけど(笑)。