「ゴルフは恋愛問題のようなもの。真剣に考えなければ楽しくないし 真剣に考え過ぎれば心臓発作の元となる。」...ジョゼフ・マードック。
ゴルフっていうやつは...人生に似ていたリ、女に似ていたり、恋愛問題に似ていたり...
つくづくホントに因果な遊びってことだ。
なにしろ、本気になればなるほど面白くて、深みにはまる。
この言葉がピンと来ない人は、それほど本気でゴルフを遊んでないか、子供の頃から(若いうちから)ゴルフに親しんだ人のどちらかだろう。
大人になって、それも年をとってゴルフを始める人ほど深みにはまって、我と我が身を焼き尽くしてしまう、というのは「老いらくの恋ほど、深みにはまる」恋愛問題とまったく同じ。
...「老いらくの恋」で我が身を滅ぼしてしまうのは、殆どの場合「悪女」に引っかかり、その手練手管によって無我夢中となり...ついにはそれまでの人生で築き上げて来た「地位」も「名誉」も「財産」もすっかり失ってしまう、というのがお定まりのストーリー。
ゴルフでそこまでの破滅のストーリーは少ないが、まったくいない訳でもない。
が、人知れず心臓発作を起こして、お仕舞いになった人って案外多いかもしれないぞ。
何しろ我が身に振り返ってみると、ゴルフの女神っていえば極めつけの悪女に思えるし...
その手管の上手い事といったらもう...
「よし!開眼した!」「わかった!」なんて感じて追いかければ追いかけるほど、次から次へとアンラッキーやトラブルをバラまいて絶望の縁へとたたき落とし、「もうこんなゴルフはやめた!」なんていうとラッキーパンチのバーディーやイーグルを見せたり、「俺はこんなに飛ばせるのか!」なんて最高のショットを打たせたり...
悪女に惚れちゃあいけない。
ゴルフの女神に気を取られちゃあいけない。
長生きしたかったら、女もゴルフも程々に...ってことだ。
...なんて事出来たら、俺は立派な紳士で立派なスクラッチプレーヤーになってるわい(笑)!
凡人俗物ダッファーは、恋愛もゴルフも心臓痛めながら毎日悩んで楽しんで...カッコ悪くてもこれが俺の人生、何の文句があるもんか!
...だ(笑)。