ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

全米オープン3日目

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朝からのテレビ中継を見ていた。
この放送は、試合の経過よりタイガー・ウッズの事ばかり映している。
解説者もプロもアナウンサーも、みんなタイガー・ウッズの崇拝者のようだ。
....
俺はタイガーウッズが好きじゃない。
ゴルフアスリートとしては、ものすごい男だということは認める。
ゴルフ史を塗り替えるゴルファーであるということも認める。
才能、能力、努力、いずれも素晴らしい。

だけど、俺はあのガッツポーズ、というより「やった!」というときのあの馬鹿騒ぎが大っ嫌い。
今日の13番のイーグルパット、「おお!」「入れたか!」と見ていて感心したとたんに、なんだあの騒ぎは!
吼える、叫ぶ、踊る、走る、何度も繰り返すあのポーズ。
あんな時こそ、にやっと笑ってウィンクでもした方がかっこいいと思うんだが...
いままでの「偉大」といわれたゴルファーは、そんなときこそ淡々と「こんなこと、俺には何でもないことさ」なんて顔して平然としていなかったか?
と、書いていて、以前チップインバーディーで優勝を決めたワトソンが走り回ったことや、ヘイル・アーウィンが走り回って観客とハイタッチしまくった姿を思い出したけど、あれは最後の最後のことじゃなかったか?
俺はゴルフって、一緒に回っているゴルファーのことを考えたり、感情を表に出しすぎることはゴルファーらしくないことだって教わってきた(自分でそれが出来ているとはとても思えないけど)。
だからこそ、「今世界で一番強い」なんてゴルファーにはあの姿は見苦しい、と感じてしまう。
ま、こんな意見は少数派であると思うんだけれどね...今の世の中はあれこそが格好良い、という人が多いんだろうなあ。