気温は朝から30度越え、湿気が多くて風も無く、気違い染みた夏の日々が続いている。
子供達が小さい頃には、気温30度を越えただけで「暑い暑い」って騒いでいたのに,,,今じゃ体温を越えるような暑さが当たり前になっている。
気温が高いのは当たり前だと覚悟してるけど、湿度が強烈に高くて汗がダラダラ流れて乾かないのは堪らない。
地球温暖化なんてユルイ話じゃなくて、これは「日本の熱帯化だろ?」って言った方が正しい気がする今日この頃...セミがやっと鳴き始めたが、「元気一杯」というより「息も絶え絶え」の鳴き声に聞こえる。
家のクーラーは当然つけっ放しだが、クーラーの効かない場所はお湯を張った風呂の中みたいで、息をするのも苦しい。
だいたい俺の住んでる埼玉・越谷は、週に何回かニュースで「日本一暑かった町」なんてのに名前が出てくる,,,以前は「暑い」と言ったら熊谷やら前橋なんかだけだったのに。
こんな暑さでゴルフなんかとんでもないし、散歩でさえ命がけになっちまう(根性のある人は、俺が寝ている早朝4時頃から歩いているらしいけど)
昨日、買い物に自転車で出かけたお昼頃、サングラスに麦わら帽子で土手道を走っていたら,,,黒い雲が凄いスピードで湧いて来て、一天俄かに掻き曇り,,,突然強い風がブワっと吹いた。
「お、涼しい!」なんて思った次の瞬間、ものすごい突風がドカン!と来た。
ちょうど風に向かって走っていたので、思わず姿勢を低くして風に逆らって漕ごうとしたくけど,,,風はドッカンドッカンと猛烈に強くなる。
自転車を全力で漕いでも全く前に進まなくなって、紐で結んであった麦わら帽子が紐をブツンとブチ切られて背後に飛ばされる。
体を起こすと自分も一緒に飛ばされそうだ。
自転車を抱えて近くのスーパーの風下側に逃げ込むと、そこは風が遮られてなんとかなりそうだったので、自転車を置いて店内に逃げ込む。
,,,途中、強風に押されて「キャアー!」って叫びながらすごいスピードですれ違ったおばさんがいたけど,,,今日の新聞に載っていなかったから多分無事だったんだろうなあ。
店内で一息ついていると、外はますます暗くなって雷の音とポツポツという大きな音。
ちょっと間を置いて、ゴロゴロゴロ・・という音と、バシャー!という雨の音。
朝の晴れ具合から傘を持っていなかった高校生達が、キャーキャー言いながらびしょびしょになって店内に駆け込んで来る。
あっという間に道路に水が流れ出し、車にライトが灯る。
豪雨は短い時間で通り過ぎたが、気温は10度以上下がって空気がヒンヤリしている。
,,,今じゃ天気の変化が極端過ぎるんだけど、「昔はこんな風に夏の午後はどんなに暑くても夕立があって涼しくしてくれたんだよなあ」なんて「昭和の夏」を思い出すのは、団塊の世代のジジーババーの勘違い記憶なんかなあ,,,
で、まだまだまだまだ狂った夏は続く。
(,,,そういえば20年くらい前までは、今頃から恒例の根元キャンプ場に行っていたんだよなあ。)