ケ・セラ・セラと生きて、セ・ラビと酒を飲み(イラストレーター渡辺隆司のブログ)

なるようにしかならないけど、それが人生...せめて酒に唄って行きますか

「絶対に走らないで!」...

 

以前から「坂道を登っちゃいけない」「上り階段は歩かない」と注意され、「そういうところではエレベーターかエスカレーターを使う事」と主治医のT先生に言われていた。
それが今度は「走っちゃダメですよ」の念押し。

正直、今回で3回目のビダーザ、それに久しぶりの輸血の効果が感じられて自分の状態はもう少し良くなっていると思っていた。
何しろ7前後のまま低いヘモグロビン値が、今回8を超えていればだんだんと二桁の数値に近づいて、再びゴルフをやれるという希望が出て来るはずだったのに...
結果は「変わらず」で、冒頭のように「走ったら心臓が止まる」ような状況は変わらなかった。


造血機能は、「悪化はしていないがそれほど良くなってもいない」数値で、ビダーザが効いているのかどうかが分からない。
完治が望めない治療の中で、一時的にでもビダーザが効いてデータが良くなってくれないと、ゴルフも他の望みも叶いやしない。


今年は最後のラウンドの稚内CCを含めて、とうとう二桁ラウンドが出来なかった。
「さあ、これから」という時に、脊椎管狭窄症で右足が動きにくくなった。
そのリハビリをしながら、稚内CCに行った時に酷い貧血になり、心臓で世話になっている大学病院で骨髄異形成症候群と診断された。
治療方法は完治を目指すなら「骨髄移植」しかなく、それは年齢的に俺はOUT。
で、完治は出来ないが延命効果が唯一認められる、ビダーザという薬の治療を受けている訳だが...それも、薬の効果で一時的にでも貧血状態が改善されて「ゴルフを楽しめる」状態になることを期待しての事...今の状態はそれには程遠い。


正直、俺は自分のゴルフや人生の終わりがこんな風になるとは想像してなかった。
来年がどんな一年になるか誰にもわからない事だけど...俺は新年早々から身の回りの整理を始めることになりそうだ。

今の所は、うまく薬が効いて「再来年があったら儲けもの」、という感じかな。